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転生特典は聖槍の影打〜リメイク〜
1話 確認してみた
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手紙を読み終えた後、夢と信じて寝て目が覚めたが何も変わっていないという事で先ほどの一幕を現実と理解した俺は、家の散策と自分の力の確認をする事にした

家は前世で暮らしていた和風の木造平屋建てで部屋はかなりある、前世と違うのは部屋の中の家具家電や最新の物である。

後は地下に訓練場があり、どんだけ暴れても問題なさそうな程、頑丈な作りである。

名前は櫻井空、年齢や身分等は前世に近いようで一安心
戸籍云々は問題ないようだ通帳みたら凍りついたのはテンプレと言えようか…まぁそれらは置いて置いて


どうやら今世でも俺は櫻井空って名前になっている
まぁその辺は何となくだが予想は出来てたので


「さてと…訓練するか……」


空は地下の訓練場に行く、軽くストレッチをした後

「永劫破壊ってドンだけの身体能力持ってんだろ?……試してみるか……てい!」

とりあえず近くの軽く壁をコツンと叩くと

ドゴンという音がして叩いた部分の倍以上の面積にひびが入っていた

どうやら身体能力は人間を辞めてしまったみたいだ…前世ではありえない光景に顔を青くした、だけど

「身体能力は人間辞めてるのは解ったな」

戦闘になれば問題ないだろうが日常では、かなり手加減を覚えないと大変な事になる

閑話休題(それはさておき)

「確か…永劫破壊の位階で一番下なのは…活動(アッシャー)か…」

確か活動位階だと……化け物染みた身体能力と聖遺物の特性の一部が使える、身体能力は実験した結果解ったが

「どうすりゃ、いいんだが…確か…」

活動位階の力の例として
刃物なら不可視の飛ぶ斬撃が、バイクなら文字通り目にも止まらぬ速さによる高速移動、某吸血鬼の血液ならば不可視の弾丸にして飛ばす、炎系なら視線だけでの発火現象とか出来たようなー、と前世の知識と記憶から思い出す

なら黒円卓の聖槍は?と問われると

「解らないな……これはヤバいぞ櫻井空!訓練初日のスタートラインから既に大ピンチじゃねぇか!」

大抵の事は流せるが、コレだけは別問題だ黒円卓の聖槍は使用者によって最適化した形で形成されるつまり

それ以前の位階である。活動の段階では刃物なのか他の物なのか判らないのだ、例えとして歴代トバルカインだと太刀、迫撃砲、大剣に似た直剣

「でもやってみない事には始まらないし」

まず最初にイメージしたのは刃物だ歴代トバルカインも形成されると大半はそうなるので自分もかなと思いやってみることにした具体的なイメージは良く切れる包丁、え?普通なら刀剣だろだって?あのなぁ、剣道や居合とかやっていたならいいけど…残念ながらこの手の武道に関心がなかったし

『僕は刃だ刀剣だ』という某斬滅を唄う剣鬼のような気持ちなど無い。

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