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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第181話
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の学院祭だが中止の方向で進めておきなさい。ジョルジュ君は、この場所の監視機器を備えてもらいたい。」

「……は、はい……」

「了解しました。」

そしてヴァンダイク学院長の話を聞いたトワは悲しそうな表情で頷き、ジョルジュは重々しい様子を纏って頷いた。



「ま、待ってください!」

「まさか……学院祭を中止にするつもりですか!?」

「そんな!学院の皆さん、そして外部からのお客様がみんなずっと楽しみにしていたのに……!」

一方仲間達と共に血相を変えたマキアスとガイウス、セレーネは反論した。



「仕方ないわ、この状況じゃ。こんな異常事態……夜が明けても続いたりしたらとても来場客は入れられない。」

「周囲にどんな被害があるかもわからない状況だし……学院……ううん、トリスタにも避難指示を出す必要があるかも……」

「そ、そんな……」

「チッ……そうなっちまうか。」

「エヴリーヌ達があんなに頑張ったのに……!」

「エヴリーヌさん……悔しいのはみんな、同じ気持ちですよ……」

「……………………」

サラ教官とトワの説明を聞いたエリオットは信じられない表情をし、クロウとエヴリーヌは悔しそうな表情をし、ツーヤはエヴリーヌを諭し、プリネは悲しそうな表情で黙り込み

「……危機管理の観点からすれば当然かもしれませんが……」

アリサは何とか思いとどまるように説得しようとしていた。



「……………………」

その時学院祭に向けて練習した日々や学院祭の為にそれぞれ熱心に練習や準備をしていた他のクラスの面々の顔を思い浮かべたリィンは顔を上げてヴァンダイク学院長達を見つめて口を開いた。

「この一ヶ月―――俺達、それに他のクラスも学院祭に全てを賭けてきました。単なる意地の張り合いだったり、身内への見栄もあるかもしれません。皆で一緒に何かを成し遂げるのが単純に楽しかったのもあります。」

「リィンさん……」

「……リィン……」

リィンの話を聞いたエマとアリサは仲間達と共に静かな表情でリィンを見つめた。



「だけど―――それだけじゃない。俺達がここにいるのは”証”……それが残せるかどうかなんです。勝ってもいい、負けてもいい。大成功でも、大失敗でもいい。これまで教官や先輩たちに導かれお互い切磋琢磨してきた、”全て”を込めるためにも……どうか俺達に”明日”を掴ませてもらえませんか!?」

「あ――――」

「………………」

決意の表情で拳を握りしめて叫んだリィンの主張にトワは呆け、ヴァンダイク学院長は真剣な表情でリィンを見つめ

「ぼ、僕からもお願いします!」

「……自分からもお願いする。」

「わたくしもお願いし
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