暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
外伝〜ジェニス王立学園解放作戦〜後篇
[2/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ていた。

「はあ……何と言うか。」

「思い込み、ここに極まれりだね。」

「本当にお目出度い人だねぇ。」

ギルバートの様子を見たエステルは呆れて溜息を吐き、ヨシュアは呆れた表情で頷き、アネラスは苦笑していた。

「な、なんだその反応は……」

一方エステル達の反応を見て、訳がわからなかったギルバートは戸惑った。

「あのねえ……。あんた、前にバレンヌ灯台で逮捕された時のことを覚えてないの?」

「わ、忘れるはずがないだろうッ!あの時のことを思い出すと今でも(はらわた)が煮えくり返るくらいだッ!」

「だったら僕たちに同行していた女生徒のことも覚えていますよね?一応、面識もあったみたいですし。」

「……ああ、クローゼ君のことか。そういえば拘束した生徒の中には見かけなかったような……。………………………………。え”。」

ヨシュアの話を聞いて頷いたギルバートはある事に気づき、そして考え込んだ後呆けた。

「そういう事。灯台でもクローゼ、細剣を使っていたでしょ?」

「そういえば……。……い、いやッ!そんな馬鹿な事はありえない!ここまでやったのに無駄足だったなんてことは……」

エステルの話を聞いたギルバートは同意した後、現実逃避を始めた。



「うーん……現実逃避を始めましたねぇ。」

「市長さんの秘書をやっていた頃と本当に大違いだよ………ずっと誰かの秘書をやっていた方がよかったんじゃないのかな?」

「……哀れな。」

ギルバートの様子を見たアネラスとミントは苦笑し、クルツはギルバートを哀れんだ。

「だ、黙れッ!どの道、人質を取っている以上、僕が有利なのは同じことだッ!傷付けられたくなかったら全員、すぐに武装解除しろッ!」

「ひっ……」

一方ギルバートは逆ギレして、女子生徒に銃を突きつけて叫んだ。銃を突き付けられた女子生徒は悲鳴を上げた。

(……なんか本気でぶっ飛ばしたくなってきたわね。)

(何とか隙を突ければ……)

ギルバートをエステルはジト目で睨み、ヨシュアが考え込んだその時!

「ピューイ!」

「ぐあッ!」

ジークが飛んできて、ギルバートに突進し、突進されたギルバートは女子生徒を離して、怯んだ!

「リチェル、こっちよ!」

「は、はいっ!」

そして女子生徒はエステルに言われ、エステル達の後ろに走って行った。

「ピュイ!」

「な、な、な……」

ジークの登場にギルバートは呆け

「ジーク君!」

「ジーク……どうしてここに!?」

「もしかしてクローゼに頼まれたのかい?」

ミントは嬉しそうな表情になり、エステルとヨシュアは尋ねた。

「ピューイ♪」

2人の疑
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ