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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
外伝〜ジェニス王立学園解放作戦〜前篇
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!お久しぶりです、学園長さん!」

「凄っ……!一発でミントを見破るなんて……!ジル達も最初はわからなかったのに……」

コリンズに話しかけられたミントは嬉しそうな表情で答え、エステルは驚いた。

「何、年の功という奴だよ。それにミント君は我々”人間”ではなく、”闇夜の眷属”と聞いておるからね、長寿の彼らの種族であるミント君が10年近く成長しなかったのが今になって、成長したのも理解できるよ。………それにしても、君たちが来てくれるとは……。後ろの諸君もギルドの遊撃士のようだな?」

「はい。クルツ・ナルダンと申します。」

「初めまして!アネラス・エルフィードです。」

コリンズに尋ねられたクルツとアネラスは頷いて答え、そしてエステル達はこれまでの経緯と、学園解放作戦について説明した。



「そうか……感謝する。兵士を率いているのが誰なのかは知っているかね?」

「元市長秘書のギルバードでしょ?あいつ、クローゼを狙ってるって聞きましたけど……」

コリンズに尋ねられたエステルは呆れた表情で答えた。

「ああ。ただ、クローゼ君が王家の姫君であるということは気付いていないようだ。そういった人物が学園にいるという情報だけをどこかで入手したらしくてね。」

「そ、そうなんだ……。あの怪盗男のことを考えたら知っててもおかしくなさそうだけど。」

「執行者とただの戦闘員では権限に天地の差があるからね。多分、余計な情報は知らされてないんだと思う。」

コリンズの話を聞いて首を傾げているエステルにヨシュアは説明した。

「なるほど……」

「でも、そうなると……他の女の子がとばっちりを受ける可能性は高そうですね。」

「ああ、危険かもしれないな。」

「私もそれが心配でね……。すまないが、そのあたりも気を付けておいてくれないか?」

アネラスとクルツの推測を聞いて頷いたコリンズはエステル達を見て、頼んだ。

「うん、分かりました!」

そしてエステル達は中庭に出た。



〜中庭〜



「いや〜〜〜〜っ!」

中庭に出ると、どこからか悲鳴が聞こえてきた。

「今の声……!」

「女の子の声だよね……!?」

「この方向は……学園の裏手からだ!」

悲鳴を聞いたエステルとミントは真剣な表情で言い、ヨシュアは旧校舎の方向を見て言った。

「リストの残りは1人……その人物ということか!」

「急ぎましょう!」

クルツの言葉を聞いたアネラスは仲間達を促した。



そしてエステル達は旧校舎に急いで向かった!




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