暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜風雪の忍と光の戦士〜
第二話 変身 ―リライズ・アップ―
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ードに描いてあり、自分の持っていた銃剣だったのだ。……と、そこに付いていたブルーのクリスタルが発光し、女性の声で話し出した。
【私はLL-24。あなたの武器たる“デバイス”という存在です。これより先、あなたと共に戦わせて頂きます。今日からよろしくお願いいたします、マスター】
「おう。よろしく頼むぜ……えーっと、LL……」
『コホン!』
デバイスと話し込もうとした矢先、先ほどから放っておかれた花梨が咳払いで注意を引いた。
『気になることは多いと思いますが細かい説明は後です。カードホルダーから先ほどのダブったカードを二枚出して、“リライズ・アップ”とコールしながらスラッシュしてください! 戦闘用の装束に変身できます! それが先ほど言った“ストライカーチェンジ”です!』
「へぇ。変身、か……だってさ、小野で……」
疾風が花梨の顔が映ったモニターから視線を外して紗那を見ると……今までで一番キラキラした瞳(といっても目元が見えないので雰囲気だが)の彼女がいた。今までで一番感情のこもった瞳を見て、疾風は少々驚いてしまう。
「変身……つい、に……!」
「……え、えーっと……」
「日向、君!」
「は、はい!」
なんかテンション上がってる……? と戸惑いながら思っていたところ今までで一番の大声で名前を呼ばれ、疾風は思わず気を付けの姿勢を取ってしまった。
「やろ、う!」
「はいっ! わかりました!」
急かされ、慌てて疾風も自分のカード二枚をホルダーから取り出す。ずっとやりたかったんだもんな、そりゃこうなるよな……と思いつつ一応確認の意味を含めて改めて紗那の方を振り向いた。が、もう待ちきれないといった風情でカードを握り締めてコクコク頷かれたので、疾風は苦笑してカードを取り出し……二人同時にカードをスラッシュした。
「「リライズ・アップ!」」
疾風が自分のカード二枚を触れさせると、疾風の体が光り出す。それが治まると疾風の服装が変化していた。先ほど言われた“変身”が完了したのだろうと思い、疾風は物珍しそうに自分の体を見回す。
「へー、これが俺の戦闘装束か」
【はい。“バリアジャケット”と呼ばれるものです。セレスタルというタイプですね】
感心して自分の装束を見回していると、LL-24がそう補足を入れてくれた。法衣とコートの中間のような白い衣装がベースになっていて、胸の部分に赤い手裏剣のような尖ったマークが入っている。その俗に剣十字と呼ばれるようなマークを中心として全身に赤いラインが広がって、先ほどのベルトも巻き直されていた。
「ほうほう。解説ありがとうなLL-2……うーん、なんか名前味気ねぇな……じゃあ……」
礼を言いつつ
彼女
(
デバイス
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