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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
外伝〜哀しき戦い〜
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攻撃を放ち、また鍔迫り合いの状態になった!

「先ほどの質問の答えですけど…………本当は貴方自身、わかっているのではないの?」

鍔迫り合いの状態でプリネは凛とした表情で”プリネ”と”カリン”の口調を混ぜてレーヴェを見つめて言った。

「……………黙れ…………!そんなふざけた答え……信じると思っているのか………!」

「…………レーヴェの………わからずや…………!」

一方レーヴェは無表情ながらも静かな怒りを見せて、プリネを睨んだ。一方プリネは悲痛な表情をして答えた。そして2人は鍔迫り合いをやめて同時に一端後退し、そして!

「「ハァァァァァァ………………!!」」

常人には見えない動きや剣とレイピアによる激しい剣撃の攻防や回避が続けられた!



「(クソ……俺がぬくぬくと育ったメンフィルの小娘以下だなんて認めねえ………!)グッ………やられっぱなしでいると思うなよ………!」

一方アガットはレーヴェと互角に戦うプリネを見て今の自分はプリネと比べて実力が明らかに下である事を否定した後、武器を構えて立ち上がろうとした。

「ア、アガットさん!大怪我をしているんですから、今はダメですよ〜!」

その様子を見たティータは慌てて、アガットを止めていた。

「す、凄っ!プリネ…………!」

「話には聞いていたけど、4人がかりのあたし達が勝てなかったあの”剣帝”と互角だなんて………さすがは”覇王”達に鍛えられているだけはあるわね………」

その一方プリネとレーヴェの戦いを見ていたエステルとシェラザードは驚いて見ていた。

「それより、みなさん!あたし達もマスターに加勢しないと……!」

エステル達が驚きと感心している中、ツーヤは慌てた様子でエステル達に言った。

「それはそうなんだけど、あの竜が厄介なのよね………」

ツーヤの言葉に答えたシェラザードは苦々しげな様子で自分達を威嚇している古代竜を見た。

「だったらあたしが”竜化”して引き付けます!その隙を狙ってマスターの援護をお願いします!」

シェラザードの言葉を聞いたツーヤは決意の表情で提案した。

「それならカファルーも呼ぶわ!”魔神”のカファルーなら、あの竜とも互角以上の戦いをしてくれるだろうし!」

「いえ………その必要はないかもしれないわ。」

「へ?」

何かに気づき上空を見上げて呟いたシェラザードの言葉を聞いたエステルは首を傾げて上空を見上げた。



エステル達が何かに気づいて、上空を見上げる少し前、2人の攻防は互角で双方、お互いに一撃を入れられなかった。

「ハアッ!!」

「セイッ!!」

2人の強力な攻撃が同時にぶつかり、ぶつかった衝撃により、2人は吹っ飛ばされた!


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