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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第139話
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らってからえ〜と……確か”奥伝”とかいう名前を貰った話や確か”二の型”……だったかな?その型の奥義――――何とか”烈波”って奥義が使える事をリフィアが自慢していたし。」

「ええっ!?お、”奥伝”!?しかもユン老師直々から貰った上”二の型”の奥義―――”風神烈波”まで習得しているのか!?」

「”奥伝”と言えば、”皆伝”の一歩手前の”伝位”だと記憶しているが……」

エヴリーヌの答えを聞いたリィンは驚き、ラウラは考え込み

「ええ、そうよ。そして”八葉一刀流”は”皆伝”クラスになれば”剣聖”の称号を名乗る事を許されるそうよ。」

「なっ!?じゃ、じゃあエリゼ君は”剣聖”の一歩手前まで強くなったって事じゃないですか!?」

「ふえ〜……!さすが”聖魔皇女の懐刀”って言われているだけはあるね!」

「まあ……!エリゼお姉様、また強くなられたのですね……!」

「エリゼって、確かリィンの妹の一人でリィンと同じ得物を使っていた黒髪の嬢ちゃんだろ?ハハ、とんでもねぇ妹を持ったものだな、リィン。」

サラ教官の説明を聞いたマキアスとミリアムはそれぞれ驚き、セレーネは明るい表情をし、クロウは苦笑しながらリィンを見つめた。



「あの娘は一体どこまで強くなるのよ……」

「アハハ、少なくとも私達では決して追いつけない強さになっているのでしょうね。」

「フフ、また先を行かれてしまったな。私も早く追いつく為にも、もっと精進せねば。」

「リィン、今の時点で兄の威厳が風前の灯状態だね。」

「この調子では将来妹に頭が上がらないままの情けない兄になる事が目に見えているな。」

表情を引き攣らせているアリサの言葉にエマは苦笑し、ラウラは静かな笑みを浮かべ、フィーとユーシスは口元に笑みを浮かべてリィンを見つめ

「う”っ。」

フィーとユーシスの指摘にリィンは唸り

「アハハ……え、えっと、僕達はいつかエリゼちゃんを追い抜けると信じているよ、リィン。」

「リィンならきっとすぐに追いつけると思う。」

リィンの様子を見たエリオットはガイウスと共に応援の言葉を贈った。



「フフ、よかったわね、リィン。少なくともエリゼ自身の身の危険の心配をする必要はなくなったじゃない♪それに”風神烈波”って言ったら、かの”風の剣聖”の切り札の一つよ?それが使えるくらい強いんだから、テロリスト達なんて敵じゃないわよ♪」

「ハ、ハハ……そ、そうですね……俺自身としては色んな意味で複雑ですけど……ハア……(ううっ、もっと修行して早くエリゼに追いつくようにしないと駄目だな……)」

サラ教官にからかいの表情で見つめられたリィンは大量の冷や汗をかきながら答えた後疲れた表情で溜息を吐き

「なあなあ、
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