暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第26話
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ールを含め他の2国も注目している方達ですから、かなりの慎重性が求められているんです。」

「へっ?メンフィルからは一体誰が参加するの??皇女のリフィアやプリネかな〜とも思っていたけど。」

クロ―ゼの説明を聞いたエステルは首を傾げて尋ねた。そしてクロ―ゼはエステルの疑問を聞き、真剣な表情で重々しく答えた。



「いえ…………メンフィルの参加者なんですが…………現皇帝夫妻であられるシルヴァン皇帝陛下とカミ―リ皇妃です。」

「あ、あんですって〜!?げ、現メンフィル皇帝って事は………メンフィルの今の王様!?」

「そいつは確かに他の3国は注目するな………まさか皇帝夫妻が揃って直接参加するとは………」

「それも”英雄王”リウイ皇帝陛下ではなく、今までその名しか知られていなかった現メンフィル皇帝が妃と揃って姿を見せるとは確かに驚きだね。」

クロ―ゼの説明を聞いたエステルは声を上げて驚き、ジンやオリビエは頷いた。

「あれ?ちょっと待って………確かリフィアが今のメンフィルの王様の娘だから………もしかして、リフィアのお父さんとお母さん!?」

「はい。お祖母様もメンフィルからの代表者はリフィアさんかプリネさん、或いはメンフィル大使――リウイ皇帝陛下と思っていたのですが………今回の参加者を聞き、かなり驚いていたと聞きます。」

「それは確かに驚くだろうね。”ゼムリア大陸真の覇者”とも言われている国を統べる王が参加するなんて聞いたら誰でも驚くだろうね。」

エステルの疑問にクロ―ゼは答え、クロ―ゼの言葉を聞いたオリビエは頷いた。

「はい。メンフィルの現政権を握る重要な方でもありますから、なんとしても今回の会談を成功させたいとお祖母様は思っているんです。」

「フン……結構シビアな話になりそうだ。で、その担当者が来るまで俺たちはここで待てばいいのか?」

クロ―ゼの説明を聞き、頷いたアガットはエルナンに尋ねた。

「そうですね。約束の時刻まで時間はありますし自由になさって結構ですが……」

アガットに尋ねられたエルナンが答えかけたその時、通信器が鳴った。



「おや、失礼。」

鳴り響いている通信器に気付いたエルナンは通信器をとった。

「こちら、遊撃士協会。グランセル支部です。はい……はい……。………………………………。なるほど……そうですか。ふむ、確かにそれは困ったことになりましたね。少々お待ちください……」

「もしかして王国軍から?」

「いえ、エルベ離宮からです。何でも、観光客の子供らしき迷子を保護したそうですが……保護者が見つからずに困っているとのことです。」

「あらら。」

「まあ……」

エルナンの話を聞いたエステルは驚き、クロ―ゼは心配そう
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ