第22話
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ータがついて来る事にミントは表情を輝かせ、エステルはアガットに釘を刺した。
「仕方ねぇな……。ただあんまり機械いじりに夢中になりすぎるんじゃねえぞ。ほっといたら、魔獣が現れても気付かずに熱中してそうだからな。」
「ううっ……。アガットさんのいじわる……。でもでも、そうなってもきっと助けてくれますよね?」
「……ったく、甘ったれが。」
ティータの笑顔に負けたアガットは溜息を吐いた。
「あはは。やっぱりアガットの負けね。」
「えへへ………やっぱりアガットさんって優しいね!」
その様子をエステルとミントは微笑ましく見ていた。
「それでは、わしはこれから『カペル』の入力調整を始める。全ての測定器を設置したら中央工房の演算室に来てくれ。」
「うん、わかったわ!」
「おじいちゃんも頑張ってね。」
そして博士は中央工房に向かった。
「次の地震が起きるまでに全部設置しなくちゃね……。さっそく出発しますか!えっと、測定器を設置するのは隧道の途中、平原の北外れ、レイストン要塞前の3箇所よね。うーん、どういう順番で設置していけばいいのかしら?」
エステルは設置する場所を告げた後、どこから廻るかキリカに確認をとった。
「それは貴方たちに任せるわ。レイストン要塞には私の方から連絡しておく。ゲートの門番に事情を話せば設置を許可してくれるでしょう」
「うん、わかった。」
「よし、そろそろ出発するか。ティータ。ちゃんと付いて来いよ。」
「はいっ!」
そしてエステル達はメンバーの数を少し減らすためにオリビエをギルドに待たせて測定器の設置に向かった………
一方その頃、リウイ達は傭兵国家の街――『レンストの街』で角の生えた魔神がレンストの王女を攫い、何故か音楽を要求しているという話を聞き、その話に興味を惹かれたリフィアの提案によって、留守番のイリーナ、レン、ファーミシルス、カーリアン、エヴリーヌを宿屋に待たせて魔神がいると言われる迷宮――『セバスの門』に入り、魔神を見つける為に進んで行った…………
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