暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第21話
[2/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
に向かった。



〜遊撃士協会・ツァイス支部〜



「ふむ、中央工房では大した被害はなかったと……。市街も大した騒ぎにはなってないのでご安心を。ええ、その件についてはよろしくお願いします。それでは。」

キリカが通信器を置いたその時、エステル達がギルドに入って来た。

「ふふ……。妙なタイミングで到着したわね。」

そしてキリカはエステル達に振り向いた。

「よく来たわね。エステル、アガット、ミント。発着場ではさぞ驚いたでしょう?」

「あ、あはは……。お久しぶり、キリカさん。」

「ったく、相変わらず見透かしてやがるな……。まあいい、よろしく頼むぜ。」

「こんにちは、キリカさん!これからは遊撃士としてよろしくお願いしま〜す!」

キリカの相変わらずの様子にエステルは苦笑し、アガットは感心し、ミントは元気良く挨拶をした。そしてミントは受付で準遊撃士としての手続きをした。

「こちらこそ助かるわ。そちらの2人が姫殿下とオリビエさんね。私はキリカ。ツァイス支部の受付を勤めている。以後、お見知りおきを。」

「はい、こちらこそよろしくお願いします。」

キリカに対してクロ―ゼは礼儀正しく挨拶をした。

「フッ、それにしても予想以上の佳人ぶりだ。このオリビエ、貴女のために即興の曲を奏でさせてもら……」

一方オリビエはキリカの容姿を見て、いつもの調子でリュートを出したが

「ジャンによれば、貴方たちは正式な協力員になったそうね?協力員は、遊撃士と同じように上の休憩所を自由に利用できるわ。待ち合わせに使うといいでしょう。」

「はい、わかりました。」

キリカはオリビエを無視して説明をクロ―ゼにした。

「えーと、即興の曲を……」

無視されたオリビエは慌てて、自分の存在をアピールしたが

「リュートを奏でたいなら上の休憩所で、どうぞご自由に。ただし、常識の範囲内でお願いするわ。」

「シクシク……分かりました。」

キリカの態度にオリビエは肩を落として、リュートを弾くのを諦めた。



(シェラ姉より確かに容赦がないかも……)

「はあ、とりあえず……。溜まっている仕事の状況を早速、教えてもらえるか。」

オリビエの様子を見たエステルは苦笑し、アガットは溜息を吐いた後尋ねた。

「掲示板の仕事は溜まっているけど、今のところ緊急の仕事はないわ。貴方たちのやりやすいように片付けてくれて結構だけど……。………………………………」

説明を続けていたキリカだったが、急に口を閉じた。

「???どうしたの、キリカさん?」

「何か、気になる事があるの?」

キリカの様子にエステルとミントは首を傾げた。

「これは通常の依頼では
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ