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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第128話
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「た、確かに凄いビルだな……カルバードじゃ考えられないぞ!うーん、ウチがこの街にこだわるのもわかる気がする……」

子供達がそれぞれはしゃいでいる中、東方風の服を身に纏う子供は驚いた後考え込んでいた。



「ふふっ……みんな、すごく盛り上がっているね。あんなにおっきなビルを見たら、誰だってそうなるよ。……ね、キーアちゃん?」

その時黒髪の眼鏡をかけた少女が碧き髪を持つ少女に話しかけたが

「……………………」

少女は何も答えず呆けた表情でオルキスタワーを見つめていた。



「キーアちゃん……?どうしたの?」

「あっ――――ゴメンね、シズク。えっとね、すっごく大きいよね!?色も青と白でキレーでスラッとしててカッコよくて!」

はしゃいでいる様子の友人を少女は微笑ましそうに見つめたが

「……でも……」

「?どうしたの?」

(なんでだろ……はじめて見るはずなのに……キーア、あのビル……どこかで見た事がある気がする。)

「キーアちゃん……?」

不安そうな表情で考え込んでいる少女を心配そうな表情で見つめていた。



「あれがオルキスタワー……」

「凄く高いビルですね……」

その時屋上にプリネとツーヤが現れてオルキスタワーを興味ありげな表情で見つめ

「あら、あの娘達は確か……」

「”特務支援課”が預かっている少女―――キーアちゃんで、隣の黒髪の娘は”風の剣聖”の娘のシズクちゃんでしたね。」

碧き髪の少女―――キーアに気付いたプリネは目を丸くし、キーアの傍にいる黒髪の眼鏡をかけた少女―――シズク・マクレインにも気付いたツーヤは静かな表情で答えた。



「ふえ……?あっ!プリネとツーヤだー。」

その時プリネ達に気付いたキーアが無邪気な笑顔を浮かべてシズクと共にプリネ達に近づいてきた。

「フフ、久しぶりだね、キーアちゃん、シズクちゃん。」

「は、はい。でも、どうしてお二人がクロスベルに……?」

ツーヤに微笑まれたシズクは緊張した様子で答えた後ある事に気付いて首を傾げ

「フフ、実は――――」

プリネは微笑みながらツーヤと共に二人に事情を説明し始めた。





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