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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
外伝〜闇王の器〜
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放った魔術によって氷の柱で囲まれた闘技場と化した。

「メーテアルザ!」

そして今度はリウイが攻撃を仕掛けた!

「!暗礁!冷却剣!!」

リウイの放った地属性の魔法剣に対し、セオビットは暗黒の力を得、剣に吹雪を纏わせた技――暗礁冷却剣で対抗し、リウイの攻撃を相殺した。

「行くぞ……!」

そしてリウイは目にも止まらぬ動作でセオビットに激しい連撃を仕掛けた!

「ハァァァァァァ……!」

しかしセオビットはリウイの激しい連撃を何度も捌いた!

「フェヒテンカイザ!!」

「暗礁!8連斬!!」

リウイが連続攻撃を仕掛ければ、セオビットも連続攻撃を放って相殺し

「エクステンケニヒ!!」

「深淵剣!!」

リウイが魔法剣を放てば、セオビットも魔法剣を放って相殺し

「ティルワンの闇界!!」

「ウィンディング!!」

セオビットが距離をとって魔術を放てばリウイは魔法剣で吹き飛ばすと、戦いは一進一退かのように思われたが

「セアッ!」

リウイはセオビットの隙を見つけ、皇技――フェヒテンケニヒを放った!

「グッ!?そ、そんな……!この私が一撃をもらうなんて……!」

リウイの攻撃が見切れず、横腹を斬られたセオビットは斬られ、血を流している部分を信じられない表情で手で抑えながら呻いた。セオビットはその身に秘められた力からして、現在のファーミシルスやカーリアンと並ぶほどの力はあるのだが、セオビットが今まで相手にして来たのは格下ばかりだったため、リウイやカーリアン達と比べ、圧倒的に経験不足だった。



「……実力は決して悪くない。だが、あまりにも経験不足だ。その様子だと今までは自分より格下の相手としか戦った事がないな?」

「…………クッ……!」

リウイの推測が当たっている事にセオビットは何も言い返せず、リウイを睨んだ。

「……その程度で俺とイリーナが追い求めた理想を……俺を信じ、先に逝った我が戦友(とも)達の思いを……阻めると思うな!」

「………!!(な、何よ……なんで震えているのよ………!」

セオビットはリウイがさらけ出す覇気に呑まれ、無意識に震え、自分が恐怖を感じている事に信じられない思いでいた。

「どうして………どうして”駒”ごときをそんなに大事にするのよ!(何で……何でこの男が父様とは比べ物にならないくらいの大きな存在に感じるの!?)」

セオビットはリウイの考えが理解できず、そして感じるリウイの存在の大きさに驚きながら叫んだ。

「ハアッ!!」

そこにリウイが怒気をさらしながらセオビットに攻撃した!

「!?キャアッ!!」

リウイの重く鋭い突きの攻撃をなんとか軌道をずらしたセオビットだったが、剣を
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