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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第104話(インターミッション終了)
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「それ以前にずっと疑問に思っていたが……何故リウイ陛下の依頼を受けたのだ?」

その時ある事を疑問に思っていたレーヴェはカシウスに尋ねた。

「まあ、エステル達の件でいつも世話になっている事もあるが、何より”報酬”が中々魅力的だったからな。」

「へ……」

「”報酬”、ですか?」

「一体何なのですか?」

カシウスの説明を聞いたリィンは目を丸くし、プリネとツーヤは首を傾げて尋ねた。



「お前さん達と同じように俺もウィル殿に専用の武具を創ってもらったんだよ。さっき貰った新しい武具の相手として、お前さん達はちょうどいい相手だったぞ?」

「ええっ!?」

「カ、カシウス准将も俺達と同じようにウィル様から武具を創ってもらっていたんですか……」

「ただでさえ強いのに、武器も反則クラスとか、どこまで強くなるの?」

「アハハ……」

カシウスの説明を聞いたアリサは驚き、リィンは冷や汗をかいて苦笑し、ジト目で呟いたフィーの言葉を聞いたセレーネは苦笑していた。



「フフ……―――これにて異世界での”特別実習”は終了じゃ!」

「―――皆様、本当にお疲れ様でした。まずは傷の手当てからさせて頂きますね。」

その様子を見守っていたリフィアは口元に笑みを浮かべて宣言し、エリゼは微笑んだ後リフィアと手分けしてリィン達の傷を回復していた。



その後転移門でゼムリア大陸に戻ったリィン達は飛行船でグランセルに向かい、その後グランセルから飛行船でエレボニア帝国の帝都ヘイムダルに向かっていた。



〜飛行船内〜



「…………………すぅ……」

「ハア、相変わらず寝つきだけは恐ろしい程速いよな……」

自分の席についた途端眠り始め、未だに眠り続けているサラ教官を見たリィンは呆れ

「アハハ、まあ今回ばっかりは本当に疲れていたのかもね。」

「まあ、さっきの戦いを経験したらいくらサラ教官でも疲れるわね……」

「サラさんやお兄様達はわたくし達が倒れた後も戦っていたのですから、疲れて当然ですよ……」

「うむ、相手は何といってもかの”剣聖”カシウス卿だからな。私にとって今回の”特別実習”は素晴らしい体験になった。」

「”剣聖”……噂には聞いていたけど、あそこまで強いとは思わなかった。」

苦笑するエリオットとアリサの意見にセレーネとラウラは頷き、フィーは静かに呟いた。



「フッ、まさかリウイ陛下からあんな不意打ちがあるとは本当に予想外だったな。」

「アハハ……確かにそうですね。あたし達にすら知らされていなかったですものね。」

「フフ、レーヴェが最後に残るなんて、さすがね。もう完全
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