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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第103話
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「フッ、それはこちらの台詞だ。―――”剣聖”カシウス・ブライト。まさかこんな形で手合わせをする事ができるとはな……」

笑顔で答えたカシウス准将の言葉にレーヴェは不敵な笑みを浮かべてカシウス准将を見つめた。



「昨日一日休んで元気がありあまっているじゃろ?有り余っている元気を今この場で発散すれば、ちょうどいいと思うぞ?」

「もう、リフィアったら……カシウス准将が相手だと、むしろ足りないくらいじゃない……」

口元に笑みを浮かべて言ったリフィアの言葉にエリゼは呆れ

「!という事は昨日が休みだった理由は……」

「カシウス准将との模擬戦に備えて英気を養う為だったんですか……」

「……騙された。こんなとんでもない不意打ちがあるなんて、卑怯すぎ。」

「アハハ……」

「まあまあ……」

リフィアの言葉からある事を察したガイウスは目を見開き、リィンは冷や汗をかいて苦笑し、フィーはジト目になり、エマは苦笑し、セレーネはフィーを諌め

「フフッ、リウイ陛下には感謝しなくてはな。絶対に敵わない相手とはわかっていますが、未熟ながら父上に代わり、アルゼイドの剣……とくとお見せします!」

「フッ、まさかかの”剣聖”と手合わせができるとはな……―――相手にとって不足は無い!」

ラウラとユーシスはそれぞれ不敵な笑みを浮かべてカシウス准将を見つめた。



「やれやれ……――――”Z組”一同、全身全霊を持ってカシウスさんに挑むわよ!」

「どれほど強大な相手でも勝機は必ずある。決して諦めるな!」

そしてサラ教官とレーヴェは号令をかけ

「はいっ!」

リィン達は二人の号令に力強く頷き

「―――見せてもらうぞ、特科クラス”Z組”の力を。」

カシウス准将は口元に笑みを浮かべて”Z組”の面々を見つめた。



今ここに!リベールの”英雄”にしてゼムリア大陸にその名を轟かせる”剣聖”カシウス・ブライトに挑む戦いが始まった…………!
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