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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第95話
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…」

「まさに”ゼムリア大陸真の覇者”に相応しい国力だね。」

説明を聞いていたエリオットは口をパクパクさせ、エマは信じられない表情をし、フィーは納得し、他の面々も驚きや信じられない表情で絶句していた。

「先程南の大陸と比べれば”レスペレント地方”は土地は広くないと言っていたが……南の大陸は更に広いのか?」

その時ある事に気付いたガイウスはエリゼ達に尋ねた。



「ええ。南の大陸――――”アヴァタール地方”は”ラウルバーシュ大陸”の中で2番目に広い地方と言われています。」

「”ラウルバーシュ大陸”?」

「先程からの説明では”地方”って言っていたが……まさか、その地図に示されてある全ての地方を示す名前か?」

プリネの説明を聞いたアリサは首を傾げ、ある事に気付いたマキアスは尋ねた。

「はい。ちなみに”ラウルバーシュ大陸”以外に他にも大陸がありまして……―――”神骨の大陸”。”ディル・リフィーナ”で最も大きな大陸にして神々が住まう大陸であり、その事から別名”神大陸”や”神界”と呼ばれている全てが謎に包まれている大陸です。」

「ええっ!?」

「神々が住まう大陸だと!?」

「しょ、正直信じられない話ですね…………」

「”神界”…………一体どんな大陸なのだろうな?」

エリゼの説明を聞いたエリオットは仲間達と共に驚き、ユーシスは声を上げ、エマは表情を引き攣らせ、ガイウスは呆けた表情をした後考え込んだ。



「全てが謎に包まれている大陸と言ったが……調査等はしていないのか?」

「ええ。人間族は勿論、ほとんどの種族達が立ち入ることすら許されない大陸ですから何もわかっていないんです。高位のエルフ族なら許されているという話もあるのですが……それすらも真実かどうか不明なんです。」

「ちなみに万が一立ち入ったらどうなるのかしら?」

ラウラの質問に答えたツーヤの話を聞いてある事が気になったサラ教官は尋ねた。

「…………――――恐らくは神々から”神罰”が降され、魂すらも滅せられると思います。」

「やっぱり神々が住まう大陸ですから……わたくし達にとって禁断の大陸なんですね……」

プリネの推測を聞いて驚きのあまりリィン達が絶句している中、セレーネは納得した様子で呟いた。



「――それで”ラウルバーシュ大陸”の話に戻るのですが……”ラウルバーシュ大陸”の人間族が占有する領土は約15%だと言われています。」

「なっ……それ程広大な大陸なのに、たった15%しかないのか!?」

「残りの85%はやはり異種族か?」

エリゼの説明を聞いたマキアスは驚き、ユーシスは尋ねた。

「ええ。ですが人間族が占有す
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