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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
インターミッション〜世界を越えて〜異界の訪問〜 第89話
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世界情勢を俺達が知る事になるとはな。トマス教官あたりが知れば羨ましがるだろうな。」

サラ教官の答えを聞いたマキアスは興味ありげな表情をし、つまらなそうな表情をしたフィーにエマは苦笑しながら諌め、ユーシスは静かな笑みを浮かべた。

「そう言えばサラ教官。レオンハルト教官は?」

「あ〜、あいつは向こう―――メンフィル帝国であんた達の特別実習地に向かう移動手段の用意をしているわ。」

リィンの疑問を聞いたサラ教官は答えた。



「”移動手段”だと?」

「飛行船や列車じゃないんですか?」

サラ教官の言葉が気になったユーシスは眉を顰め、アリサは不思議そうな表情で尋ねた。

「私達の世界――――ディル・リフィーナの科学技術―――”魔導技術”なのですが……”魔導技術”は主に戦車や戦艦などの”兵器”としての技術で、一般大衆用の技術はないんです。当然導力技術もゼムリア大陸と繋がるまでなかった為、メンフィル帝国領内とメンフィル帝国と同盟を組んでいるユイドラ以外の国々では導力技術すら知られていません。」

「そうなのか……」

「……という事はまさか、馬で向かうのか?」

プリネの説明を聞いたマキアスは驚き、ある事に気付いたガイウスは尋ねた。



「ま、似たようなもんよ。”移動手段”を知ればきっと驚くわよ♪」

「え……」

「その言い方ですとサラ教官は知っているのですか?」

サラ教官の答えを聞いたエリオットは呆け、エマは尋ねた。



「ええ。だって、下見で異世界に行った時にその”移動手段”で移動したことがあるし。」

「そ、そうなんですか!?」

「一人で異世界に行くなんてサラだけ、ズルい。」

「まあまあ……サラ教官も教官として未知の土地の下見は必須だから仕方ないですよ。」

サラ教官の説明を聞いたマキアスは驚き、ジト目で呟いたフィーをツーヤは苦笑しながら諌めていた。



「――それでサラ教官。そろそろ実習地やメンバーを教えて欲しいのですが。」

「っと、そうね。それじゃあ、お待ちかねの異世界での”特別実習”の発表よ。」

リィンに言われたサラ教官はリィン達に”特別実習”のメンバー表を配った。





8月特別実習





A班:リィン、アリサ、マキアス、エリオット、ツーヤ、セレーネ、サラ





  (実習地:メンフィル帝国領、”竜騎士の都”ぺステ)





B班:プリネ、ラウラ、ユーシス、フィー、エマ、ガイウス、レオンハルト





  (実習地:メンフィル帝国領、”深緑の都”レティカ)





「!!」

メンバー表を見たアリ
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