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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第82話
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リスタルガーデンの中へと入って行った。



〜マーテル公園〜



「エリス……皇女殿下のお付きとして来ていたのか。」

遠目でアルフィン皇女達がクリスタルガーデンに入って行く様子を見守っていたリィンは口元に笑みを浮かべた。

「ふふっ、よっぽど姫様から信頼されてるんだね。」

「……しかし皇女様、さすがのオーラかも。」

「うん、さすが皇族の象徴たる”紅”の衣装がお似合いだな。

フィーの意見にラウラは頷き

「ええ……わたくしもいつかアルフィン皇女殿下のような淑女にならないと……!」

「ふふ、セレーネならいつかきっと、なれるわよ。」

決意の表情をしているセレーネをツーヤは微笑ましそうに見守り

「むむ、パトリックのヤツがちょっと羨ましくなってきたぞ。」

マキアスは若干悔しそうな表情をした。



「よし―――ここは大丈夫だ。手早くランチを取って各街区の巡回を再開しよう。」

「ん。」

「お昼過ぎにはリウイ陛下達を乗せた”モルテニア”が空港に到着しますから、気を引き締め直して巡回しましょう。」

リウイの提案にフィーとツーヤはそれぞれ頷き

「うーん、このまま何事もなく終わるといいんだけど……」

「ええ……」

考え込みながら呟いたエリオットの言葉にセレーネは不安そうな表情で頷いた。



その後昼食を取ったリィン達は再び巡回を再開したが特に何も起こらず、一端通行規制されていたドライケルス広場に向かって再び巡回すると意外な人物達を見つけた。



同日、14:40―――



〜ガルニエ地区・ドライケルス広場〜



「トワ会長……!アンゼリカ先輩も……」

リィンは驚きの表情でトワとアンゼリカに近づいた。

「あ〜っ、リィン君たちだ!」

「おっと……これは奇遇じゃないか。」

「ハーシェル生徒会長……」

「アンゼリカ先輩も……珍しい場所でお会いする。」

「フッ、これも女神の巡り合わせというものだね。ラウラ君、フィー君とツーヤ君もよかったら私と一緒に―――ん?そちらの少女は何者かな?」

セレーネに気付いたアンゼリカは目を丸くしてセレーネを見つめた。



「その娘はセレーネ。あたしの妹で、ちょっと理由があって一緒に行動しているんです。」

「セレーネ・アルフヘイムと申します。以後お見知り置きをお願いします。」

「わ〜、ツーヤちゃんの妹なんだ。フフ、確かによく見たらツーヤちゃんに似て可愛いね。」

「………………………」

ツーヤに促されて自己紹介をするセレーネの様子をトワは微笑ましく見守り、アンゼリカは呆けた表情でセレ
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