第88話
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士を脅迫してた嫌なヤツ。」
エルナンの情報にヨシュアは真剣な表情で頷き、エステルはカノーネのした事を思い出して頬を膨らませた。
「何でも、五大都市を一通り回ってきたそうですよ。強引に発着場に着陸させるので定期船の運航スケジュールがずいぶん遅れてしまったそうです。」
「まったくロクな事しないわね……」
「五大都市を一回りですか。博士たちを捜索するにしては少し大げさすぎる気がしますね……」
カノーネの行動にエステルは呆れ、ヨシュアは驚いた。
「今、各地の支部で探ってもらっている最中です。何か分かったら連絡しましょう。あなた達は、このまま武術大会に専念してください。」
「うん、そうするわ。」
「それでは失礼します。」
そしてエステル達はプリネ達やリフィア達、自分達が泊まっているホテルに向かって行った。
〜ホテル・ローエンバウム〜
「や〜っと帰ってきやがったか。あんまり待たすんじゃねえっての。」
エステル達がホテルに入るとフロントから聞き覚えのある声が聞こえて来た。
「この声……」
2人が少し歩くとそこにはナイアルがいた。
「お久しぶりです、ナイアルさん。」
「うわ〜、ナイアルだ!何よ、あたしたちをわざわざ訪ねてきてくれたの?」
ナイアルとの再会にヨシュアは軽く挨拶をし、エステルはナイアルが自分達を尋ねて来たと思い、尋ねた。
「おお、わざわざ訪ねて来てやったのよ。武術大会の取材をしてたヤツが少年少女の出場者の話をしててな。詳しく聞いてみりゃあ、どう考えてもお前たちじゃねえか。
こりゃ王都に来てるってんでホテルで待ち伏せしてたわけさ。」
「はあ……相変わらず鼻が利くわねぇ。」
「訪ねてきてくれたのは嬉しいんですけど……。ナイアルさんの事だから用があって来たんですよね?」
ナイアルの理由を知ったエステルは呆れ半分に感心し、ヨシュアは確認した。
「か〜っ、何と嘆かわしい。利害拾得抜きに友情を温めようというお兄さんの真心が伝わらんかね?」
「ウソくさ〜……」
「それに、お兄さんというには歳が離れすぎているような気も……」
演技がかかったように見えるナイアルの態度にエステルはジト目で見、ヨシュアは遠慮気味に言った。
「ええい、黙りやがれ!そういうわけでさっそく食事に出かけるぞ。」
「また唐突ですね……」
「別にいいけど当然、奢ってくれるのよね?」
ナイアルの提案にヨシュアは呆れ、エステルはからかうような表情でナイアルを見た。
「ぐっ……まあいいだろ。……編集部の近くに行きつけの店があってな。そこでメシを食うとしよう。」
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