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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
第87話
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翌日、グランアリーナの受付でジンのチームに入る事を登録したエステル達は観客席に行くミントと別れて、選手控室に向かった。



〜グランアリーナ・選手控室〜



エステル達が控室に入るとそこには、クルツチーム、リフィアペアがいた。

「あ、クルツさん達にリフィア達だ!やっほ〜。」

エステルは知り合いを見つけて、声をかけた。

「おお、エステル!どうやら出場はできたようだな!」

リフィアはエステル達に気付き、声をかけた。

「うん。今回は当たらないようだけど、次に当たったら絶対勝って見せるわよ〜!」

「フッフッフ……望む所だ!」

「ま、その時はエヴリーヌ達の強さを見せて上げる。」

エステルの言葉にリフィアは不敵な笑みを浮かべ、エヴリーヌも同じように不敵な笑みを浮かべて答えた。

「あ、新人君達だ!」

「どうやら無事、登録ができたようだね。」

同じようにアネラスやカルナがエステル達に話しかけた。

「お前達の腕前……見せてもらうぜ。」

「ジンさん、お互い当たったその時はよろしくお願いします。」

グラッツはエステル達の実力を見るのが楽しみのような目で見て、クルツはジンを見て軽く会釈して言った。

「ああ。その時はお互い全力をつくすぞ。」

「ええ。」

その時、試合開始のアナウンスが聞こえて来た。



「皆様……大変長らくお待たせしました。これより武術大会、本戦を始めます!」



「ワァァァァァァ………!!」

試合を待ちかねたように、アナウンスが入ると観客達は歓声を上げた。

「それでは早速、栄えある第一試合のカードを発表することにしましょう。南、蒼の組―――遊撃士協会、グランセル支部。クルツ選手以下4名のチーム!北、紅の組―――王国軍、突撃騎兵隊所属。ジェイド中尉以下4名のチーム!」

「よし……出番だな。みな、準備はいいか?」

「ああ!突撃騎兵隊といやあ、かなりの猛者揃いのはずだぜ。相手が”戦妃”じゃないのは残念だったが、相手にとって不足はねぇ。」

自分達の出番にクルツはメンバーに準備を確認し、グラッツは相手チームを聞いて不敵な笑みを浮かべた。

「いつでも行けるよ!」

「バッチリです!」

カルナやアネラスもそれぞれ武器を持って、力強く頷いた。

「カルナさんたち、頑張ってね!」

「先陣の名誉を受けたのだ!必ず勝利するのだぞ!」

「ああ、任せておきな。」

「それじゃあ、行ってくるね!」

エステルとリフィアの応援の言葉を受け、クルツ達は試合会場に向かった。

「これより武術大会、本戦第一試合を行います。両チーム、開始
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