暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜焔の軌跡〜 リメイク
外伝〜リオン・マグナス〜
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
リオンが自分の為にリオンにとって大切な友人や仲間達を裏切り、死んだ原因が自分である事をずっと罪悪感を感じ続け、ついに罪悪感に耐えられず、ある日自分がいた世界では既に死んだリオンの元に向かう為に海に身投げした事を語った。



「私のせいでリオン様が……エミリオが…………もしヒューゴ様達に捕われた時自ら命を絶っていれば、エミリオはスタンさん達を裏切る事なく、命を落とす事も無かったのに……!う、ううっ……!」

「マリアン…………」

「そんな……そんな事って……」

「あまりにも惨い話ね……」

「クソ野郎が……!」

「ヒック……!どうしてその人はそんなひどい事ができるんですか……!?」

マリアンの話を聞き終えたメイベルやクローゼは悲痛そうな表情で話を終えた後涙を流して泣いているマリアンを見つめ、シェラザードは重々しい様子を纏い、アガットは人質を取って仲間を裏切らせたヒューゴに怒りを抱き、ティータは涙を流して泣いていた。

(そ、そんな!?それじゃあ坊ちゃんは何の為にスタン達を裏切ったと思っているんですか!?肝心の貴女が自分から死んでしまったら、坊ちゃんの想いや命を賭けた行動は全て無駄になる所だったじゃないですか!)

「…………………………………………」

一方ギルドの外でマリアンの話を聞いていたシャルティエは驚いた後怒り、ジューダスは目を伏せて身体を震わせながら黙り込んでいたがやがて目を見開いて決意の表情になってその場から離れた。



「……なるほどね。だから彼―――リオン・マグナスは”ジューダス”を名乗っていたのね。」

その時アーシアは複雑そうな表情で呟いた。

「アーシアさん?」

「リオンが名乗っていた偽名に気づいた事でもあるのか?」

アーシアが呟いた言葉の意味がわからないエステルは不思議そうな表情をし、フレンは訊ねた。

「……”ジューダス”という名前を聞いた時からずっと疑問に思っていたの。”ジューダス”の意味を考えたら、普通は人の名前として使わないもの。」

「へ……」

「”ジューダス”という言葉に何か深い意味があるのか?」

アーシアの説明を聞いたルークが呆けている中、バダックは真剣な表情で訊ねた。



「ええ……――――”裏切者”。それが”ジューダス”の意味よ。」

「う、”裏切者”って……!」

「……なるほどね。例えどんなに深い理由があったとしても、世界を……仲間達を裏切ったから、彼は”裏切者(ジューダス)”を名乗っていたのか……」

そしてアーシアの答えを聞いたエステルが信じられない表情をし、レイスが重々しい様子を纏って呟いたその時

「フン、スタンの能天気な所も受け継いだあの馬
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ