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英雄伝説〜菫の軌跡〜(零篇)
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お互いさまよ。確か今は”紫電(エクレール)”のお姉さんに保護されているのだったかしら?」

レオニダスに礼を言われたレンは一瞬何のことかわからず目を丸くしたがすぐに心当たりを思い出し、意味ありげな笑みを浮かべて二人に問いかけた。

「ハハ、同業者だけあって姫の事も既に把握しているんか。ちなみに姫は元気にしてるんか?」

「ええ。レンの手に入れた情報によると彼女、今年の4月に帝国で有名な士官学院―――”トールズ士官学院”に入学するそうよ。」

「ほ〜……姫が士官学院に入学か。友達がたくさんできるとええな。」

「……間違いなくできるだろう。ただ勉強についていけるかが唯一の心配だな。」

自分の質問に答えたレンの話を聞いたゼノは興味ありげな表情をし、レオニダスは真剣な表情で考え込んだ。



「―――失礼します。お茶とお菓子でございます。」

その時双子のメイドが入っていた扉が開き、フローラが紅茶やお茶菓子が乗ったお盆を手にレン達に近づいてレン達の前にそれぞれ紅茶やお茶菓子を置いた。

「ありがと♪そう言えば何かが割れる音とかしなかったけど、フェリシアお姉さんは今日は珍しくドジを一度もしなかったのね♪」

「ひ、酷いですよ、レン様〜。その言い方だとまるで私が毎回ドジをしているような言い方じゃないですか〜。」

からかいの表情のレンの言葉を聞いたフェリシアは頬を膨らませてレンを睨んだ。

「レン様がそう思うのも無理はないわ。ただでさえレン様のお世話をする機会は滅多にないのに、レン様をお世話できる貴重な機会に貴女はいつもドジばかりしているもの。慈悲深く寛容な性格をしていらっしゃるレン様でなければ、とっくに前に仕えていた所同様クビになっていてもおかしくないわよ。」

「ううっ、姉さんまで酷いです〜……」

静かな表情で呟いたフローラの指摘を聞いたフェリシアは疲れた表情で肩を落とした。

「クスクス……――それじゃ、レンはこの人達と大切なお話があるから二人とも下がっていいわよ。また何か用があったら内線で連絡するわ。」

「かしこまりました。」

「―――失礼します。」

そしてレンの指示を聞いた双子のメイドは部屋から退出した。

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