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英雄伝説〜焔の軌跡〜 リメイク
第32話
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いましてね。たとえば……各地に棲息する魔獣の変化です。」

「魔獣の変化……」

「具体的にはどういう事ですか?」

「…………………」

エルナンの話を聞いたエステルは驚き、アネラスは尋ね、ミントは手帳に聞いた情報を書く準備をしていた。



「まず、今まで見たことのないタイプの魔獣が各地で現れました。さらに、既存の魔獣も今までよりはるかに手強くなっているそうです。今のところ、原因は判明していません。」

「そ、そんな事があったなんて……。『結社』っていうのが何かしたって事なんですかっ!?」

「いや、結論するのは現時点では早計でしょうね。ただ、女王生誕祭を境にして何かが起こり始めている……。それは確実に言えると思います。」

「そんな……」

「「………………………………」」

ようやく平和が戻ったリベールに新たな闇が迫っている事にアネラスは不安そうな表情をし、エステルとレンはそれぞれ複雑そうな表情で黙り込んでいた。

「実は、その件について対応策を立てることになりまして。エステルさんとアネラスさん、そしてレンさんにも是非、協力をお願いしたいんです。」

「へっ……?」

エルナンの提案にエステルが首を傾げたその時

「なんだ、もう到着してたのね。」

「どうやら以前と比べると大分成長したようだな。」

シェラザードとアガット、そしてルーク、フレン、アーシアがギルドに入って来た。



「あ、シェラ先輩!?それにアーシア先輩やフレンさんも!」

「お兄様!」

「シェラ姉!?それにアガットやフレンさん達も………久しぶり!」

シェラザード達の登場にエステル達はそれぞれ明るい表情をし

「お帰り、エステル、アネラス、レン。」

「ヘッ、思ったよりも早く帰ってきやがったな。」

「3人共訓練に行く前と比べたら貫禄が出ているんじゃねえのか?」

「ふふっ、あの訓練を受ければ、誰だって成長するから当然の結果だわ。」

「訓練の最終日は俺が言った通りマジで驚かされただろ?」

シェラザード達はエステルにそれぞれ労いの言葉をかけた。



「えへへ、まあね。それよりも……どうしてみんなが一緒にいるの?」

「うーん、確かに。珍しい組み合わせですよね。」

「あら、そうかしらね?」

「ま、確かに一緒に仕事をすることは少ないかもしれんな。」

エステル達の言葉を聞いたシェラザードは以外そうな表情をし、アガットは逆に頷き

「というか正遊撃士が4人も集まっていれば、絶対何かあると誰でも思うぜ?」

「おい、フレン。さりげなく自分だけ数に入れてねえぞ?」

「フフ、もしかしてサ
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