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ラスク=マイド
第二章

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「変わらないな」
「そうなんだな」
「スウェーデンにいれば何処でも同じか」
「実際にそうだっていうんだな」
「ああ、変わらなくてな」
 それでというのだ。
「別に不便とかな」
「特に感じない」
「そうなんだな」
「同じスウェーデン」
「そうだっていうのか」
「そうだよ、何でもないよ」 
 それこそという言葉だった。
「スキーもスケートも出来る、じゃあな」
「レークランドもストックホルムも変わらない」
「そうか」
「そうだよ、スウェーデンなら何処も同じだろ」
 いささかクールにも言った。
「あれこれ言うことないさ」
「まあそうだな」
「結局同じ国だしな」
「何処がどう変わるかっていうとな」
「別に変わらないか」
「どうもな」
「そうだよ、一緒だよ」
 グスターヴォはまた言った。
「じゃあ今日のコンパな」
「ああ、楽しむか」
「そうしような」
「酒飲んで美味いもの食って」
「女の子達とお喋りしてな」
「これもストックホルムで出来たからな」
 今と同じ様にというのだ。
「それじゃあな」
「本当に何もか」
「変わらないか」
「ビールも美味いものも女の子も」
 ここでの友人達も言われてみればという感じだった、少なくともグスターヴォはそう思っていた、それで大学での日常もだ。
 ストックホルムにいた時と変わらない、だが。
 その彼にだ、友人の一人がこう言ってきた。
「今度の夏至祭出るか?」
「ああ、飲めるんだな」
 夏至祭と聞いてあ、グスターヴォはこう返した。
「ビールが」
「まずそっちか」
「ああ、夏至祭っていったらな」
 彼にとってはとだ、その友人にまた言葉を返した。
「やっぱり酒だろ」
「それでビールか」
「それかワインか」
「あと食いものか」
「それだろ」
「ダンスもあるだろ」
「まあな」
 グスターヴォは友人の突っ込みに否定せずに返した。
「それはな」
「それでもか」
「やっぱり夏至祭っていったらな」
「酒か」
「特にビールな」
「そうだな、けれど」
「女の子もか」
 また友人に応えた。
「そっちも楽しみだっていうんだな」
「御前彼女いないよな」
「残念だけれどな」
 このことにはだ、グスターヴォは苦笑いになって答えた。
「いないよ、まだな」
「じゃあここで作ってみたらどうだ」
「夏至祭でか」
「御前コンパに出てもそこまでいってないしな」
 そこで女の子と話をしても交際まではというのだ。
「だからな」
「この機会にか」
「ああ、どうだ」 
 こう彼に誘いをかけるのだった。
「この夏至祭でな」
「努力してみるか」
「というか努力しろよ」 
 ここぞとばかりにだ、友人は彼に言った。
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