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転生特典は聖槍の影打
20話 死を喰らう者と白龍皇
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もそも飛んでるので何も出来ない。

「行くわよ」
ヴァーリは先ほどまでとは比べ物にならない速度で接近、カインが気づいた時には

『divide!』

顔面に一撃重い拳をくらった、立ち上がろうとするがフラフラしていて足元が覚束ない…
それもそのはず力は半減され、その力は

「ヘェ〜……中々魔力が篭ってるのね」

『あれだけの大剣を武器にしているのだ、単純に振り回すだけでも魔力の消費も多いのだろう』

彼女に吸収されるのだ白龍皇の力は本当にタチが悪い

「………a」

それでもカインは大剣を構えヴァーリと相対する。まるで

勝算があるように

視点は空に変わり


「ヘェ〜あれが白龍皇の鎧ね…カメラカメラっと」

「本当に初めて見たわよ…綺麗ね」

『二人とも冷静すぎやしないか?あれが負けたらどうなるか解らんのだぞ?』

空とルサルカはフェンの方向を向き

「うーん……どうだろ?あの白龍皇…ヴァーリだっけ?なんかあの人、戦えればいいみたいな発想の人みたいだから通してくれそうじゃね」

「そうね〜定期的に魔獣を訓練相手に送っとけば大丈夫そうに見えるけどー」

「如何でしょうか?以外と貴方方にも興味を示すかも知れませんよ」

会話に割って入ったのは、紳士服を着た優男 ヴァーリからアーサーと呼ばれていた男だ


「誰?そして何で?」


「これは失礼しました私の名前はアーサーペンドラゴン
アーサー王の末裔ですね」


「あれ?アーサー王って子供いたっけ?若しかしてモードレッドの子孫とか?」


「いえいえ歴としたアーサー王の末裔ですよ、これが証拠です」

アーサーが見せたのは俺やルサルカの聖遺物とは真逆の存在、人の理想や純粋な希望が詰まった光と形容できる剣

「エクスカリバー」

アーサー王が所持していた世界でトップクラスに有名な武器の一つ 聖剣 エクスカリバー


「細かく言えば破片なのですがね嘗ての大戦で7本に砕けてしまいましてね…これは支配の聖剣(エクスカリバー・ルーラー)と言います」

「ヘェ〜それが行方知れずのエクスカリバーの一振り…まさかこんな所で見れるなんて思ってもなかったわ」

「話を戻しますと……私やヴァーリはある組織に属してまして貴方方の元に来たのも面接と勧誘が目当てなのですよ」

「(圧迫) 面接と勧誘ねー」

「面倒くさっ!………ん?」

まさかオーフィスが俺を飛ばした理由って……


「おや?貴方の魔獣が押されてますね…勝負アリでしょうか?」

「さぁな、でもカインの中に俺の感情があるなら……」

恐らく……




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