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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第5話
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を見開いてプリネ達を見つめて尋ねた。

「む?」

「アリサさん?」

アリサの言葉を聞いたラウラは目を丸くし、エマは不思議そうな表情でアリサを見つめ

「それはまた……どうしてですか?」

意外そうな表情をしていたプリネは尋ねた。

「私ってラウラやプリネ達と違って戦闘は素人だしさ。士官学院だから実技試験で戦闘とかあるでしょ?もしその時魔術が扱えたら評価とか高くなるかなーと思って。それにいざという時の為の護身にもなるでしょう?」

「なるほど…………万が一敵に武装解除された場合、いざという時の攻撃手段にもなるな。」

アリサの説明を聞いたラウラは頷き

「アハハ……そこまでは考えてなかったけどね。」

ラウラの言葉を聞いたアリサは苦笑していた。

「………………」

一方エマは何も語らず複雑そうな表情で黙り込んでいた。

「ええ、いいですよ。私で教えられる範囲でしたら。」

「あたしもできる範囲でした教える事はできます。」

「本当!?二人ともありがとう!」

そしてプリネとツーヤの答えを聞いたアリサは表情を明るくし

「お二人はどうされますか?お二人が望むのでしたら私達でよければ魔術を教えますが。」

「私は自分の剣もまだ未熟ゆえ、遠慮させてもらおう。今は他の武の道の(わざ)を学ぶ時間の余裕はないしな。」

「私も……今は遠慮しておきます。奨学金を頼りに入学しましたので、今の成績を保つ為にももっと勉強しなければなりませんし……」

プリネに尋ねられたラウラとエマはそれぞれ答え

「……わかりました。」

二人の答えを聞いたプリネは頷いた。



「えっと……これからどうしましょうか?先程出会ったリィンさん達と別れたようにプリネさん達とも別行動をして残りの二人を探しますか?」

「そうだな……その方が効率がいいな。」

エマの提案を聞いたラウラは頷き

「私も異存ありません。」

「あたしもです。」

「私も。」

プリネ達もそれぞれ頷いた。

「―――アリサ、エマ。それでは行くとしようか。」

「ええ。」

「また後で……それでは失礼します。」

そしてラウラ達はプリネ達から去り

「……私達も残りの二人を探しましょう、ツーヤ。」

「はい、プリネさん。」

プリネとツーヤはラウラ達が去った方向とは違う方向の通路に向かって歩き始め、その場から去って行った……
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