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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
外伝〜イリーナの決意〜
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般教育はもちろんの事、侍女や淑女としても立派な教育をしておくし、もちろん身の安全も保障するから安心しろ。……リフィアも言っていたが将来、リフィアかプリネ専属の侍女として仕えてもらうことになるだろう。その際はそれなりの身分も与えよう。」
「ありがとうございます。」
市長の頼みをリウイは内心イリーナが残ることに複雑な感情を持ったがそれを顔に出すことなく快く受けた。

そしてイリーナはイリーナに払う賃金や大使館で働いているイリーナに連絡をとる際の手順や面会の手順を市長に説明しているリウイを見つめて思った。
(嘘をついてごめんなさいお爺様、エリィ……さっき言ったことは本当だけど、一番の理由はリウイ陛下の事を思うとなぜ、胸が張り裂けそうになり、愛しく思う気持ちになるかを知りたいの……!)
イリーナは人知れず早くなっている胸の鼓動を抑えるように胸を片手にあてた。
「お姉様?どうしたの?」
姉の異変を感じたエリィはイリーナに聞いた。
「……なんでもないわ。……それよりごめんね、エリィ……一緒に暮らせなくて……」
気を取り直しイリーナはエリィに一緒に暮らせないことを謝った。
「ううん、いいの。リウイ陛下はもちろんの事、メンフィル王家の方々は私達みたいな身分がはるかに離れている子供に気易く接してくれて凄く優しかったものね……お姉様の気持ち、わからなくはないわ。」
エリィは寂しそうな顔で笑った。
「エリィ………毎日連絡を取るからあなたも私のように自分の進むべき道を見つけるよう頑張ってね!」
「うん……お姉様も頑張って!」
姉妹は別れを惜しんだが、市長とエリィがロレントの空港で別れる時には2人とも笑顔で別れた。

そして数年後…………
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