暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
外伝〜運命が改変された”楽園”の少女〜
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大陸では手に入らないのに
一体どうやってここまでの薬を……」
リウイの疑問に答えたペテレーネは信じられないような顔で変貌した教団員の消滅後をしばらく見た。
「……今は考えている時間はない。子供達が優先だ。行くぞ。」
「はい、リウイ様!」
気を取り直したリウイはペテレーネと共に子供達を探しつつ教団員や客人達を殺していった。

そしてリウイ達はある部屋に入った。
「これは……!」
「そんな……!」
そこはに子供達と思われる頭や体の一部が散乱し、死体として無事だったものには白い液体らしきものがついていた。
部屋の惨状を見たリウイとペテレーネは驚いた後、怒り悲しんだ。
「金によって肥えた豚共が……!あの時、奴らに恐怖をさらに植えつけて殺すべきだったな……!」
「ごめんなさい……もっと私達が早くこれたら、こんなことには……!」
「………せめて、生存者がいるかどうかだけ確かめるぞ……」
「はい………」
悲痛な顔をしたリウイやペテレーネは地獄絵図となった部屋を散策すると体中に十字傷をつけ、倒れている少女を見つけた。
「もしかしてこの子……リウイ様!この子だけ生きています!」
少女に駆け寄ったペテレーネは少女の微かな鼓動を聞き、生きていることに驚いた。
「……人間とはこんな幼く酷い姿になっても生きているのか……ペテレーネ、回復を。」
「はい!……暗黒の癒しを……闇の息吹!」
ペテレーネが少女に手をかざすと少女の傷が完全に治り、規則正しく呼吸をし出した。
「よかった……それより、今の傷はなんだったんでしょう……?あれではまるで自分で傷つけたような……」
少女が助かったことに安心したペテレーネは少女の傷に疑問を持った。
「……先ほどの無数の十字傷(クロス)。おまえの言う通り自分でつけたものだろう。恐らくこの惨状から自分を保つために……な。」
「そんな……!例え、両親が生きていてもこの子自身が両親を受け入れないのでは……それにご両親も今のこの子を受け入れてくれるかどうか……」
リウイの答えを聞きペテレーネは少女の未来を心配した。
そして少女が目覚めた。
「ん……お姉さん達は誰……?」
「気がついたのね……私達はあなたを助けにきたのよ……」
少女が目覚め、リウイ達のことを聞きそれをペテレーネが優しく答えた。
「レンを……?もしかして、本当のパパとママ……?やっと来てくれたんだ……!」
「え……?」
ペテレーネは少女――レンが自分達を父と母と言ったことに戸惑った。それを聞いてリウイがレンに聞いた。
「本当の……か。以前の両親はどうしたんだ、レン。」
「偽物のパパとママを知りたいの?嫌だけどパパの頼みだから話してあげる。」
レンは話すのも嫌かのように両親のことを語
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