暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
涼宮ハルヒの憂鬱 〜パーティ アンド デストロイ〜
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が聞こえた。
「奴」が光の範囲に入ってくる。


その手には鍋が握られていた。
その鍋を蒔風にむかって投げる。




「うまかったよ。ありがとうな」

「は・・・残り汁だけどな。お粗末さま」

「蒔風・・・・こいつが?」

「お、こんばんは主人公。殺しに来たぞ」

「どうやらそのようですね」

「長門、頼む」

「了解」




ブォン!




「おっと、仲間外れはだめだよ」

「な!?」

「私たちもですか!?」

「まったく、意地が悪いぜ。戦えるやつだけ結界内に閉じ込めるなんて」



そう、蒔風が長門に頼んでいたのは、自身と「奴」だけを隔離する事だった。
しかし失敗した。

「奴」はキョンだけでなく他のみんなをも引きずりこんだのだ。



「・・・・・・こうなったら仕方ねぇ。古泉、長門。そこの二人をたのむ」

「わかりました。御武運を」

「あんがと」






「やはりお前とはどうしても戦わなければならんか」

「涼宮を狙えばよかったじゃん」

「それはー、つまらん!貴様を叩き潰したいんだよ、オレはな」

「物好きなやつ・・・・」

「さあ、蒔風は今回もオレに勝てんのかなぁ?はっはっはっはぁ!!」

「テンション高ぇなあ。じゃあ、オレも上げてくっかな。無理矢理上げんのは好きじゃ・・・ないんだけどっ!!」


両者共に気分は最高潮。
高揚とした気分とは裏腹に、これから始まるのは殺伐とした殺し合い。

ここから、戦いが始まる。



「「さあ行くぜ!覚悟しとけよ!!!」」






to be continued



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