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ドリトル先生北海道に行く
第七幕その九

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「御飯をおかずで食べる」
「このこと自体がね」
「全くだよ、イギリスにいた時はね」
 その時はといいますと。
「パン、それかジャガイモだったけれどね」
「主食というと」
「そうしたものだったね」
「御飯はそうじゃなかったね」
「お野菜の一種で」
「その扱いだったね」
「うん、けれどそれがね」
 その御飯がというのです。
「日本では主食でこうしておかずと一緒に食べると」
「美味しいですね」
「凄く」
「本当にね、これはね」
 それこそと言う先生でした。
「最高の楽しみの一つだよ」
「御飯はおかずと一緒に食べる」
「それがいいんだね」
「それじゃあ今日はこうして御飯も楽しんで」
「お腹一杯食べるんだね」
「そうしようね、本当に美味しいよ」
 先生は焼いたお野菜も食べています。
「御飯は最高の主食かもね」
「日本人が大好きな筈だよ」
「全くだよ」
 動物の皆も御飯をおかずと一緒に楽しみつつ言います。
「これでね」
「もうどれだけでも食べられるね」
「さあ、じゃあね」
「どんどん食べて」
「次は喫茶店」
「そこで食べようね」
「喫茶店ではサンドイッチやソーセージもあるし」
 先生はそちらのお話もします。
「ソフトクリームが凄く美味しいらしいよ」
「じゃあそのソフトクリームを食べて」
「そうしてだね」
「デザートにする」
「そうするんだね」
「そうしよう、あとミルクも飲もう」 
 このジンギスカン鍋のお店で売られている、おのをです。
「そちらもね」
「夕張でも美味しいもの食べてるね」
「こうしてね」
「いや、いいね」
「また太りそうだけれど」
「僕も太っただろうね」
 先生もこう言いながらもにこにことして食べています。
「絶対にね」
「うん、そう思うよ」
「ただ先生身体にいいものばかり食べてるよ」
「日本に来てからだけれど」
「この北海道でもね」
「いやいや、それでも太るよ」
 やっぱり笑って言う先生でした。
「食べ過ぎてるからね」
「美味しいものばかりで」
「それでだね」
「じゃあ楽しんで」
「そしてだね」
「そう、ミルクも飲んで」
 そしてというのでした。
「次は喫茶店だよ」
「そしてそこでも楽しむ」
「デザートもね」
「いやいや、本当にね」
「皆太るかも」
 こうしたことを笑顔でお話してでした、そして。
 皆実際にです、ジンギスカン鍋を御飯と一緒に食べてそれから牛乳も飲んででした。それからさらになのでした。
 喫茶店に移ってサンドイッチとソフトクリームも食べました、すると。
 もう皆苦しそうにそれでも満足して言いました。
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