ヨーロッパ編 5話 旅行は準備が大事
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どうも櫻井空です。現在俺は
「ぎゃああああああ！」
何処かの国の雪原を全力疾走していた
おい舞台は日本だろ と思ってる方々がいるだろう
これには理由があるのだ……
それは魔獣創造を覚醒させ、幼女に恥も外聞もかなぐり捨てて土下座をして日まで遡る （多少語弊があるが概ね事実）
「空、あの大剣と神器は強いけど空自身は弱い」
それは、オーフィスの心ない正論が俺の胸を貫くところから始まった
「うぐっ！気にしてた事を……」
実際に自身も痛感していた事だ
どんだけ強い力を持っていても使いこなせないと意味が無いのは解るけど…
「だから」
オーフィスの一言で俺の足元に黒い空間が広がっている
わぁい！おれ、このあなをどこかでみたことあるよー！
「修行、行ってこい」
オーフィスとは思えない命令口調と同時に
「おのれええええ！」
俺は何処かに落ちて意識が途絶えた
「うーーん……」
何処だろ？なんか寒いなーまだ冬じゃないぞ春だぞ〜…嫌な予感
目を開くと其処には綺麗な白一面な光景が……端的に言えば雪原だ…少なくとも日本では無い……色々言いたい事はあるが…
「オーフィス……俺パスポート持ってない」
その一言は雪原の中に消えていった
此処までだと冒頭の光景の意味が解らないだろう……
悲劇はこの直後に起こった。
当てもなくフラフラ彷徨って （遭難して）いると
「グルルル…」
目の前には青い体毛に赤く血に飢えた獰猛な目、その爪や牙は草を食べるよりも肉や骨を噛み砕く為にある……まぁ簡単に言おう自分より巨大な………犬がいた……
「………………お手」
その一言が気に入らなかったのか
「ガァアアア！」
咆哮をあげると同時に走り始めた
「ぎゃああああああ！」
そして冒頭に至るのであった
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