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ドラゴンクエストX〜紡がれし三つの刻〜正式メンバー版
二の刻・青年期前半
第二十四話「目覚めよ、秘められし力(後半)」
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再び魔王の波動に取り込まれてしまうじゃろう。じゃが、新たな名を付けてやる事でお主とこ奴の間には絆が生まれ、そしてその絆は悪しき波動から守ってくれるじゃろう」

リュカはそう言われてドラゴンキッズを見つめると名付けを待っているのだろうか、期待を込めた瞳で見つめ返して来る。

「どんな名前にするんだ?子供のドラゴンだからコドランなんて良いんじゃないか?」
「…ヘンリー、子供の名付けはマリアに任せるんだよ。絶対に」
「ならお前はどんな名前を付けるつもりなんだ?」
「そうだな。今はまだ小さいが何れは強く大きくなる筈だから…、シーザーって言うのはどうかな?」
「クオーン、クオーン♪」
「ははは、気に入った様じゃな。これから先も浄化した魔物には名付けの儀式をする事を忘れるでないぞ」



こうして浄化能力を身に付けたリュカは魔物使いとしての新たなる一歩を踏み出したのである。


=冒険の書に記録します=


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