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異世界にて、地球兵器で戦えり
第三話 世界にもう一つの帝国が知れ渡る
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った特権階級者の欲望を満たすだけの存在になりきっている。無論、帝国貴族たちの中には民を愛し、他の種族と共存している地域もあるが、それは一部に過ぎず、そのような高貴な貴族たちの地位は低い。帝国は忘れている。国とは、国民あっての国であるという事を!一部の特権階級者あっての国と勘違いをしている!」

そして、少し間を置いて、アカツキ帝国の戦争目的を告げる。

「我々アカツキ帝国は、帝国によって支配された属国と他種族の悲惨な現状に憂い、アカツキ帝国の総力を挙げて、ここに決起するものである!!」

この事実上の宣戦布告とも言える発表は、アカツキ帝国全土に広がる。そしてアビス大陸の国家にも拡散した。そして当然のように、この事実上の宣戦布告の発表は、帝国の帝都にも放送されているので、皇帝モルトの耳にも入っている。

薄闇の広間にて再会議が開かれた。再会議の議題は、先ほどまで上空に映し出されたアカツキ帝国の話題であろう。

「奴らめ。堂々の宣戦布告というわけか!」

「我々が支配していた属国と他種族の解放だと、そんな夢物語な事が出来るものか!」

「馬鹿馬鹿しい。やれるものならやってみるがいい!!」

主戦派は、当然のように腹を立てて健太郎の宣言を馬鹿にしたように声を高く上げて反論していた。だが、主戦派に属さない他の派閥は違っていた。

「だが、奴らの実力は本物だ。帝国海軍100隻を超える軍艦、武装商船の八割を撃滅したのだ。ここはやはり素直に宣戦布告なしに攻め入った事実を認めて、和議の成立を」

「彼らと接触すれば、アビス大陸という他の国家とも交流が増えますし、今まで以上の利益を帝国に」

「何を弱気を言っておるか!ここまで屈辱的な事を言われて、素直に和議をするともうすのか!!」

「ならば、貴様は勝てる算段でもあると言うのか!帝国海軍100隻を超える艦隊の八割を撃滅したアカツキ帝国という国に!」

「属国の兵をかき集めた総力戦に持ち込めば!」

「だから、連中が素直に集まると思っているのか!」

ワイワイと主戦派と講和派と分かれて、互いの主張を話し合うが、平行線のまま話はまとまる気配がない。こんなまとまりがない事態に、モルトが先ほどから一言も喋っていない事に、カーゼル侯は疑問に思っていた。

(あのケンタロウという若き王。今までの帝国の皇帝とも、いや、歴代のファルマート大陸に存在する王とも考えが違いすぎる)

それは、映像で映し出された演説の内容と言うよりも、その実行に移したやり方に驚いていた。

(どんな名君が演説を行い、兵士や貴族共を納得できたとしても、民衆は違う。今まで民衆に対して、あそこまで明確な目的を演説する王がいなかった。いや、する必要がなかった!どんな演説の内容も、情報が広まるのに時間が
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