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機動戦士ガンダム0091宇宙の念
宇宙編
月決戦編
第32話 宿命
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ンの目的を瞬時に理解し、口を開いた。
「死ぬなよ、相棒」
二手に分かれた二機、ヘッジホッグがギラ・ドーガ隊の方、つまり味方の包囲網の中に突っ込んでいったのを見て、迷わずフーバーは金色の機体を追った。
「あの、機動力!なんて機体だ??」
「やっぱりな、相手してやるよ隊長機さんよぉ??」
高機動形態に変形したデルタガンダムを追い、バウも脚部グレネードを余すことなく掃射する。
「くぅ??」
爆風で機体を揺さぶられながらも先程の宙域から距離を開けていくフラン。
「逃がさん、仕留める…マルロの仇??」

「来ます、曹長??」
3機のギラ・ドーガに乗ってるのは私よりもさらに新米のパイロットたち…
「私が狙撃する、時間を稼いで」
エネルギーチャージと、ガンダムを捕捉できる時間があれば、撃墜はできなくとも、大破は狙える。
「了解??」
3機が同時に駆け出す。
「行かせないぜ??」
「新型が…死ねないんだよ!まだ!」
シールドが無くなり、寧ろ身軽になった機体は、跳ねる様に光弾の嵐を抜ける。
「邪魔だ??」
ライフルの下部から形成されたサーベルで、一機が両断され、流れていく。
「まだなの??早く??」
「おらぁぁぁ??」
ギラ・ドーガのビームホークが機体を掠め、バルカンを撃ち込む。
「つぅ??」
シールドでなんとか防ぎながら、ショルダータックルで懐に飛び込むギラ・ドーガ。
「もらった??」
コックピットに銃口を押し当て、いまその引き金を引こうとした瞬間。
「うらぁ??」
ヘッジホッグの膝蹴りがマシンガンを弾き、コックピットをサーベルで貫く。
「まだですか??曹長??」
「先を急ぐ??」
残った一機に急襲をかけるルシオン。
今だっ????
ハイザックのロングライフルから放たれた光軸はデブリを焼き、ヘッジホッグへと迫る。
「??」
戦いは激しさを増し、生命を削り合う争いを続ける。
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