暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生北海道に行く
第四幕その四
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「そこで食べましょう」
「お昼はだね」
「そこでビュッフェ、バイキングをやっていますので」
「そこでお昼を食べてだね」
「晩はお寿司にしましょう、あとです」
「あと?」
「小樽にはいいスーパー銭湯もありますから」
 トミーは先生ににこにことしてお話していきます。
「そこにも入りましょう」
「お昼の後で」
「はい、そうしましょう」
「いいね、美味しいものにお風呂もあるなんてね」
 小樽の奇麗な街並だけでなくです。
「小樽は最高の場所だね」
「先生本当にお風呂好きになったよね」
「毎日じっくり入る様になって」
「日本に来てそのことも変わったわ」
「お風呂のこともね」
「そうなんだよね」
 ご自身でも言う先生でした。
「小樽に来てそのことも変わったよ」
「うん、お湯のお風呂にサウナ風呂」
「水風呂や薬湯も好きになって」
「温泉も行ってね」
「有馬もいいね」
 有馬温泉です、先生が今住んでいる神戸と近いので結構行っているのです。
「あと城崎もね」
「確か城崎は小説にもなっていましたね」
 トミーがこのことを言ってきました。
「確か」
「そうだよ、志賀直哉の作品だよ」
「あの人の代表作の一つでしたね」
「そしてその志賀直哉を敬愛していたのがね」
 先生は運河の澄んだお水を見ています、夏の運河は静かに流れていてそこに奇麗な緑を見せています。
「この小樽に生まれた小林多喜二なんだ」
「あのプロレタリア文学の」
「うん、まあプロレタリアとかの話は置いておいてね」
 先生はその小林多喜二についてもお話するのでした。
「彼はこの街に生まれたんだ」
「北海道にですね」
「そしてこの街にね」
「そうなんですね」
「小林多喜二の名前は今も残っていてね」
 そしてというのです。
「この小樽でも知られているよ」
「文学にも縁がある街なんですね」
「そうなんだ、この小樽は」
「奇麗な街並と食べものだけじゃないんですね」
「そうした街なんだよ」
「そうした意味でもいい街ですね」
「そうだよね」
 先生はこうトミーにお話してです、動物の皆も言います。
「いや、本当にね」
「この街はいい街だよ」
「奇麗でしかも涼しくて」
「いて気持ちがいいね」
「自然とね」
「足が進むよ」
「そうだね、僕もだよ」
 夏の小樽もいいというのです、煉瓦の運河は静かな流れを見せ続けていました。そしてその景色を楽しんでからでした。
 皆でそのホテルに行きました、とても奇麗なテーブルが沢山置かれているレストランに入ってです、先生達はビュッフェの食事を獲りました。
 牛肉に鳥肉、豚肉にです。魚介類やお野菜が和食に中華料理、フランス料理にイタリア料理にとです。色々な国のお料理で調理されていてです。
 果
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ