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ほね・骨 ・Bone!!〜【30万人の骸骨が、異世界に移住した結果がこの有様だよ!】
13話 祖国戦争  序戦 -終「太陽さんの反乱」
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うもなく苦しい気持ちになった」

ただ、抱きしめて純粋な愛を伝える。骸骨に出来る事はその程度だ。

「俺は二度とお前たちを死なせたくない。
だから、俺を庇って死ぬな……いや、こんな事は言えないな。
ルビーは義務を果たした。それは賞賛される事はあっても非難される行為じゃない。
すまん、矛盾する事を言って悪かった」

聞いている側のルビー。彼女の顔はイチゴみたいに真っ赤になっている。

「は、はい!僕、頑張って生き残って、今度はベットの上で義務を果たします!
子供はサッカーチーム作れる数で良いですか!」

(会話が噛み合ってないような……?俺の気のせいか……?あれっ……?)

骸骨と夜伽したがる女の子。その純情さにワルキュラは少しドン引きしながらも嬉しくなった。
骨になっても愛してくれる。
猟奇趣味……いや、きっと、これは本当の愛。ルビーたんのオッパイはワルキュラが育てた。
十年かけた光源氏計画万歳。源氏物語の作者の紫式部さんごめんなさい。

(俺、なんで骸骨なんだろうかっ……?
ルビーちゃんと同じ吸血鬼だったら、一緒に家庭を築けて、恋愛の難易度も低いのにっ……。
俺を監視していると思う鳳凰院、俺に吸血鬼の身体をくれ。
ルビーちゃん達の愛を失うのが怖い。)

好きな娘が居ても、その温もりも感じる事ができない骨。
でも、地球で処刑されなかったら、ルビーと出会う事はなかった。

「お父様、デスキングから報告がある。だから、ルビーとイチャイチャするのやめて……私、嫉妬しすぎて誰か殺しそう」

「あぅ」

あと、ヤンデレのクレアとも出会う事はなかった。
常に近くを漂い、ワルキュラをストーカーしてくる娘なんです。
良い雰囲気を中断されたワルキュラは、目の前の幽霊娘に仕方なく返事をする。

「……デスキングは俺に何を伝えたいんだ?」

「戦いにはアトリ殿のおかげで圧勝したが、『太陽が反乱を起こした』
デスキングは簡潔にそう報告している」

太陽が反乱?
一瞬、ワルキュラは意味が分からなかったが、恐らくは夜の闇に輝く『人工太陽』の事を言ってるのだと推測した。

(つまり……なんだっ?
人工太陽が反乱を起こした?空で輝く、あいつ、俺の家臣なのか?
それともタイヨウという名前の人物がいるのか?
分からん、デスキングは何と戦っているんだ……?)

太陽が家臣だったら、ルビーちゃん達を虐めるな!と命令して、この世から退場させて真っ暗闇にしているはずである。
それ以前に、太陽なんて核融合の産物で、ブラックホールの周りを漂う眷属みたいな存在。
命令なんて聞くはずもない。

(いや、ここは異世界だった。
太陽が生き物の可能性があるっ……?
ギリシャ神話でも、太陽は太陽神の後ろをホ
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