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或る皇国将校の回想録
第一部北領戦役
第十八話 奇襲 虚実の迎撃
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い、あの男なら参謀でも将校でも使えたのに!」
尤も、部隊を与えるのには危険な気もするけれど。

「御意」
陰のある声でアンドレイが答えた。参謀教育を受けていない実戦一筋の騎兵将校、戦姫の愛人として公然と振舞っていてもやはり劣等感は人並みに持っているのだ。

じっとユーリアは彼の目を見つめる
「殿下?」
カミンスキィが首を傾げるとユーリアは視線をそらし、くすり、と笑った。
「――何でもないわ」
――やはり、似ているようで似ていない。

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