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転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1273話
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たが、今回はそれが仇となった。
 散会するのに失敗した数機のデルフィニウムが、ビーム弾によって足を破壊されたのだ。
 さて、どうなる? 機体に損傷を受けてそのままか、それとも帰還させるか……ジュンの頭に血が上っているかどうかを確認する意味での試金石だったが、次の瞬間には損傷を受けたデルフィニウム数機は戦線を離脱していく。
 よし。まだ十分に冷静だ。
 そんな風に思ったのが向こうに分かった訳ではないだろうが、デルフィニウム部隊から大量のミサイルが発射される。
 そのミサイルは当然ミロンガ改を狙ってくるが……おい、破壊してしまっていいのか? 鹵獲を狙ってるんじゃなかったのか?
 まぁ、どのみちミサイルは無意味だけど。
 即座にビームマシンガンを撃つ手はそのままに、開いている左手で機体の操作をし、ジャマーを起動させる。
 この辺、いちいち手で操縦しなきゃいけないのが面倒臭い。
 ニーズヘッグならT-LINKシステムを使って操作が出来るんだけど。
 ともあれ、こっちに向かってきたミサイル全てをあらぬ方向へと逸らし、ビームマシンガンで撫で切り――撫で撃ち?――にする。
 放たれたビーム弾が、次々にデルフィニウムに損傷を与えていき、損傷を受けた機体は次々に戦線を離脱していく。
 戦闘可能な時間は……残り約3分。
 この短時間で、敵を全滅させるのはミロンガ改の性能であれば余裕だ。
 ただ、全滅ではなく撃破しないで撤退に追い込むというのは、より高い技量が必要になる。
 それでも俺なら、そのくらいは全く問題なく出来る筈。
 そうして考えながら、事実次々にデルフィニウムを撃破していき……2分が経った頃には残りのデルフィニウムは3機。……3機?
 あれ? 何だ? 俺の見間違いじゃなければ、デルフィニウムの1機にテンカワのエステバリスがしがみついているように見えるんだが……気のせいじゃない、よな?
 残り3機のうち、2機のデルフィニウムにビームマシンガンで損傷を与え、そう思うのだった。
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