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リヴァイと私〜今日2人が会うと〜part1
イライラ兵長とドキドキな私 9 リヴァイside

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ジャンとハルカは、堪えきれず食堂から出ようとする。


……俺も、見てらんねぇ。


俺も出ようと少し体を動かした。


「おーっと! ハルカ、ジャン? どこに行こうとしてるのかな!? こんな良いものを見ていかない、って訳じゃないよね?」


ガシッ、と二人はハンジに捕まった。


「ねー? 見ていくでしょ、リヴァイ?」


笑顔で俺に向けるハンジ。

「……チッ」

俺は諦めた。

ベルトルトとライナーは無視して再びエネを見る。


心にモヤモヤとした感情が沸き上がる。


エネはゆっくり手を伸ばし、エレンの頬に優しく触れる。その手はエレンの唇の方へ移動し、ふくらみを指でなぞった。


見ているとモヤモヤから段々イライラしてきやがる。


何なんだ、この気持ちは……!


分からねぇから、さらにイラついた。


「うーん……もう少し見ていたいけど、残念ながらそろそろ元に戻りそうだ」

そんなハンジの言葉に反応する。


あ?

やっと薬の効果が切れるのか?


ふと最初に浴びたベルトルトとライナーを見る。


ちゅ、ちゅぅ…ちゅっ。濃厚な口付けの最中にパチッと目が覚めた。


「「…………うわぁぁっっ!!」」

2人は勢いよく離れる。


あとはエネだな。


エネは目を閉じ、そっと唇をエレンに差し出していた。

エレンは、というと__顔を真っ赤にし、口をパクパクさせるだけで行動に移していない。パニックになってるのが容易に分かった。

そんな何もしてこないエレンに痺れを切らしたエネは踵を上げて、つま先立ちになる。

あごをあげ、唇をエレンへ寄せてゆく。


3センチ…………


2センチ……
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