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リリなのinボクらの太陽サーガ
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新暦67年9月17日、12時21分

フェンサリル砂漠地帯北東部。

砂漠地帯と銘打っても、全ての土地が砂山しかない訳ではない。あくまで土壌が砂漠なだけで、場所によっては都市そのものの様相がしっかり整っている所がある。保存状態が良ければいつでも移り住めるぐらいで、人さえいれば再び生きた街として再生できるほどであった。しかし対照的に街があったという痕跡すら自然の荒波に飲まれかけている場所もある。現在、マキナとアギトがいるのは、そういった都市だった。

そこはかつての紛争で壊滅した都市の一つであり、ビルや高架橋道路などの建物が崩壊して砂漠に埋もれかけている。もはや住もうとする者も直そうとする者もいない、滅びの街。そんな荒涼感漂う街の中を、マキナとアギトは進んでいた。

「見た通り荒れ果てても、建造物が盾になって敵の追撃を防いでくれる。だから本隊を撤退させて合流するには好都合ってことか」

「廃棄都市ってのを上手く利用した案だな。これなら難なく目的を果たせるんじゃねぇか?」

「そんなこと言ってると、イレギュラーな事態が発生するフラグが建っちゃ――――!」

にこやかな表情から急に猛禽類のような目になったマキナはレックスをPSG1形態で展開し、発砲。弾丸はビルの合間を抜け、その先を歩いていた“何か”にヒット、打ち砕いた。

「な、なんだいきなり!? 姉御、一体何を撃ったんだ!?」

「敵だ、アギト。どうやらこの世界は私達が思ってた以上にホットらしい」

そうやって銃を構えたままスライド移動で物陰に隠れ、アギトに警戒を促すマキナ。いまいち思考が追い付かずにいたアギトはひとまずマキナの視線の先を見てみると、そこには先程彼女が倒したのと同じ……岩石で体が構築された存在が歩いて姿を現した。全体的に丸いフォルムを利用し、外敵目がけて転がることで岩石の重量を利用した体当たりは、人間を簡単にひき殺せる威力が込められている。決して動きを見誤ってはならない相手……。

「“クレイゴーレム”……古の魔術が産んだ魂なき泥人形。今はイモータルの下僕であるこいつらがいるってことは……」

「フェンサリルにイモータル……ヴァランシアがいるっつぅことか? もしかしてこの世界のどこかに、これまで誰にも見つけられなかった奴らの拠点があるってのか?」

「さあ? 調べてみないとはっきりしたことは言えないけど……あ〜もう! 核兵器が絡んでる時点でとっくにややこしいのに、ヴァランシアまで絡んでいるなんて、もうどんだけ思惑が入り組んでるんだっての! マジでめんどくさい!」

「まぁ、いくら何でも文句言いたくなるよなぁ。姉御のむしゃくしゃした気持ちもよくわかるぜ。でもイライラして何か解決する訳でもないし、ちょいと深呼吸したらどうだ?」

アギトの指
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