暁 〜小説投稿サイト〜
ランス 〜another story〜
第3章 リーザス陥落
第83話 カースA討伐戦
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〜パッキャマラード・デン〜





 一行は、デンへと到着したのだが、今回のこの街で募る案。それが 良かったのか、悪かったのか……、それははっきり言って微妙だった。

 確かに、一癖も二癖もある連中が揃っている。ヘルマンにも臆することなく、戦える者達が多い。そして、ヘルマン側もこのデンには手を出していない様で、被害の類も見られなかった。

 だが、問題はここからだ。

 デンに到着すると直ぐに判った事なのだが、デンの街中から悲鳴が聞こえるのだ。当然ながら、ついたばかりのこちら側には、状況を理解出来る者などは誰もいない。ヘルマン側がこのデンに攻め入った、と言う情報は無かったから、ヘルマン側の仕業では無い事は判っていたし、危険がある、と言う情報もこちら側に入ってなかったから。

「おい、シィル。一体何が起こっているのだ?」
「えと……、ちょっと判らないです。ランス様」
「役立たず!!」
「ひんひん……」
 
 とまぁ、こんな具合にランスとシィルもいつも通りだった。
 ゆく先々で、アクシデントに見舞われるのも、正直な所通常運転だ。

 そして、ひと足早くに 街の様子を探ってきてくれたかなみが戻ってきた。

「……ユーリさん。話を訊いた所、ですが、少々厄介な事がある様です」
「まぁ、街の様子を見たら、一目瞭然だがな。……街一つ巻き込む厄介事、か。ヘルマン側じゃないとすれば……、モンスターの類か?」
「お察しのとおりです……」

 この街にまで同行してくれたのは、かなみ、志津香、マリア、トマト、クルックー、シィル、ランス、そして ユーリの7人である。
 有志を募るのが、目的であって、戦いが目的じゃないから、少数精鋭。大人数で行くこともない。と言う事で 最終的に纏まったのだ。


――ランが盛大にため息を吐いていたのはまた別の話。


 色々と思う所はあるだろうけれど、まだまだする事が多いから、と言う事で涙を飲んでもらった。そして、セルやミリに慰められたのだった。 

 話を元に戻そう。
 デンの街では、今モンスターに襲われている。……それも、並大抵のものではない。

「カースAだと!?」
「みたいなんです」
「ち……。なんでまたこのタイミングで……」

 ユーリは苦虫を噛み潰した様な表情をしていた。
 カースAとは 以前ラース達と共に倒した触手の集合体、とも言えるモンスターだ。その性質は凶悪極まりなく、無限とも言える食欲を持ち、人間も好んで食する。
 因みに、カースAはランスと何処となく似た性質を持っているのが、このメンバーから考えたら、せめてモノ救いだろう。

「う、うわぁぁぁぁ!!!」

 デンに住んでいたのであろう、ゴロツキ風貌の男があっという間に触手に
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