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リヴァイと私〜今日2人が会うと〜part1
お気に入り兵長と気遣う私 5 リヴァイside

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「そこにあるのを使え」


俺は、あごをしゃくって置いてある所を示す。

さて、始めるか。


「……俺はやる事がある。その間お前はコーヒーを淹れろ」


そう言って俺は椅子に座り、仕事を再開する。暫くしてエネが質問してきた。


「兵長、粉か豆のどちらがよろしいですか?」


どっちでもいいんだがな……


「好きにしろ」

「……分かりました」


俺は書類に目を通す。視界に減りそうもない量の報告書が見えた。

…………先が長いな。



__________

_____


ん……


何故か閉じていた瞼を開ける。


……どうやら寝ちまったようだな。


クソ、相当疲れてやがる。


仕事がまだ残ってるのが目に入り、俺は眉間にしわを寄せた。


「チッ…………終わらねぇ」

軽く嫌悪感を抱いていると、エネがいない事に気付いた。


あ?


エネは、もう帰ったのか?


エネに淹れさせたコーヒーが机上にあるのが見え、手に取ろうと腕を伸ばす__が、


肩に違和感があるな……


動きを止め、そこに顔を向ける。ジャケットが肩にかかっていた。


「これは……エネのか?」


…………気が利くな。


俺はコーヒーを手に取り、口に含む。


まだ温かい。


俺はゆっくり机に置き、少しだけ頬を緩ませた。


うまい………


「……よし、続きをするか」


そうして俺は再び手をつけ始めた。
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