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リヴァイと私〜今日2人が会うと〜part1
お気に入り兵長と気遣う私 2

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兵長の部屋に入るとリヴァイ兵長は口を開いた。


「そこにあるのを使え」


兵長は、あごをしゃくってみせる。


その方向に顔を向けると__

コーヒーや紅茶の道具が沢山あり、コーヒーの豆も何種類か置いてあった。


「……俺はやる事がある。その間お前はコーヒーを淹れろ」


そう言ってリヴァイ兵長は机に向かい、椅子に座ると仕事をし始めた。


一方、私は……

粉で作るか、豆を挽いてから作るか悩んでいた。


「兵長、あの……粉か豆のどちらがよろしいですか?」

「好きにしろ」

「…………分かりました」


豆から作り始めると時間がかかるから、粉でやろう。


________

_____


カップにフィルターをのせて粉を入れる。そこに沸かしたお湯を注いでいった。コーヒーのいい匂いがしてくる。


よし、出来た!


私はカップを持ち、兵長の所へ行く。


「リヴァイ兵長、コーヒー出来ました。……ってあれ? 兵長……?」


リヴァイ兵長は机に顔を伏せていた。


「どうしましたか? 兵長、って寝てる………… 」


近付くとリヴァイ兵長の寝息が聞こえてきて、すぐに寝ていると分かった。机の上には報告書などの仕事が山ほどあり、手をつけていない物もあった。


もしかして徹夜で疲れてるのかな?


兵長が起きた時、すぐ目が覚めて仕事が出来るように、とコーヒーを机に置いた。


そして、私は茶色のジャケットを脱いで兵長の肩にかけた。


……リヴァイ兵長の寝顔を見ていたいけど、コーヒーを淹れる為に来ただけだから、それを終えた私はここに居ていい理由がない。


睡眠と起きてからの仕事に邪魔をしてはいけないと思った私は、兵長が起きないように小さな声で言う。


「では、兵長。私は部屋に戻ります。…………頑張って下さい、リヴァイ兵長」


そうして私は、兵長の部屋から出ていった。


……コーヒー、おいしく作れてるといいなぁ。
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