疑問兵長と相談する私 13 リヴァイside
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エネから事情を聞いた時、俺は、すぐに今の状況を考えた。
……だんだんエスカレートしてきやがる。
今後もまた、そいつの身に何か起こる、ヘタすりゃ命を落とす危険性もあると睨んだ俺は、エネとハルカには常に二人で行動しろ、と伝えた。
そして俺も……時間に余裕があれば二人の所にいた。まあ、仕事上いつも居るのは不可能だったが。
二人と居て分かった事がある。エネの事だ…………
あいつは何かと気が利く。
今までも真面目に取り組んでいたり、根気よく整理整頓や食いもんを人にあげたりする優しさを見てきてはいたんだがな……
あいつ、エネは__……
ハルカの荷物を代わりに持ったり、ドアを先に開けたり、体調を気遣ったり……
それを見ていた俺が心の中で呟いた言葉は__
……ほう、悪くない。
俺は、ああいうタイプは嫌いじゃない。嫌いなのは、むしろ陰気くせぇ事ネチネチと矢面に立たず、いじめぬいてる豚野郎だ。ヘドが出る。
暫くは、何かと共に行動して過ごしたのはいいんだが……結局、1ヶ月何も起こらねぇ。
「…………チッ」
一体、どういう事だ……?
その時ノックの音が聞こえた。
あ?
こんな時に誰だ?
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