疑問兵長と相談する私 12
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こうして私達は、何か行動する時は必ず一緒に行動した。時々、リヴァイ兵長も行動を共にしてくれた。
でも、兵長にいてほしくない時もあった……
トイレ前の廊下で見張るのはやめてほしかった。
……あれは、物凄く恥ずかしい。
____そんなこんなで1日、また1日と何事もなく過ぎていき、気付けば1ヶ月何も起きなかった。
ハルカの打撲もほとんど完治し、今、ハルカは部屋で休んでいる。
このまま何も起こらないのが一番いいな……
ハルカの話だと、1ヶ月も何も起きない事は今までなかったらしい。だからハルカは、"もう大丈夫だよ、きっと"なんて言っている。
それでも、いつ、何があるか分からないからもう暫くはハルカと一緒にいようと思う。
その考えをリヴァイ兵長に伝えようと私は兵長の部屋に行った。
「リヴァイ兵長、エネです」
「入れ」
兵長は私を見て口を開く。
「ハルカはどうした?」
「少し部屋で休みたい、と言って部屋で休んでます」
私はさっきの考えを言おうと口を開いた。けど__
「エネ、このまま暫くは、あいつと一緒にいろ。俺も時間があればお前らと一緒にいてやる」
私が言おうとしてた事リヴァイ兵長に言われちゃった。
「分かりました。……兵長、ありがとうございます」
私とハルカは、兵長が率いる特別作戦班__通称、リヴァイ班でもないのにリヴァイ兵長は私の相談を受け、ハルカを守ってくれている。それに……絆創膏をくれたり、食べ物を分けてくれたり……
そんな仲間思いな兵長が、私は__……
__好きなんでしょ? リヴァイの事
私は、やっぱり好きだなと思った。
「では、私はハルカの様子見てきます!」
そう言って私は、まだ心配ですので、と付け加えて兵長の部屋から出た。
だから__……
一人、部屋に残っているリヴァイ兵長の声は私には聞こえなかった。
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