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リヴァイと私〜今日2人が会うと〜part1
疑問兵長と相談する私 11

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ハルカは話し始める。

「私は、小さい頃から調査兵団に入りたいと考えてました。ですが親は、医者になれ、の一点張りで……両親の期待に応えようと、いい子でいたかったんです。父のおかげで資格は取れました。私は、これで親は満足しただろうと…………やっと調査兵団になれると思っていたんですが…… 」

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「ハルカ、お前は俺の子供……医者の娘だ。だからお前も診療所をつくるか、俺の跡を引き継げ」

「あら、いいわねぇ! ハルカが経営したら、私そこで働こうかしら」


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「……この期待にも応えてしまったら、調査兵団に入るのは夢のまた夢になってしまう。それだけは避けたかった。調査兵団を志願してると話した所で、親は許すはずがないと思い……

何も言わずに……家を飛び出しました。その後、私は調査兵団に入ったのです」


ハルカが話し終えると少し静寂に包まれた。


私は……言葉が出てこなかった。


ただ、ハルカの話を聞く事しか出来なかった。


リヴァイ兵長は何か考えているのか、ずっと黙り込んでいる。暫くして兵長は、口を開いた。


「実際、何の理由でお前に害を与えてるのかは分からねぇが……もしかするとその資格があるからかもな」



え?

どうして?


私はリヴァイ兵長に訊ねる。


「し、資格があるからって……どうしてそれが嫌がらせに繋がるんですか?」


「短所だけが、いじめの対象とは限らねぇ。それよりも……エネは、こいつと一緒にいるつもりだろ?」


「もちろんです」


「そんな! いいですよ、大丈夫です」


「大丈夫じゃないよ。何かあってからじゃ遅いよ」


兵長も私の意見に賛同する。


「ああ、こんだけ酷けりゃ、お前の命なんか考えてねぇかもな。暫くは一緒に行動しろ。俺もなるべく、いてやる」


「すみません。ありがとうございます」


ハルカがお辞儀する。


「分かりました。リヴァイ兵長、ありがとうございます」


続けて私もお礼を言った。
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