番外 リオINフロニャルド編 その4
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」
あたし達一同を見渡してフェイトさんが言った。
「はい」
あたし達の返事にうんと一回フェイトさんも頷いてから言葉を続ける。
一応皆で水を入れたグラスを持ってきている。
「あ、今日はそれは使わないから」
「え、そうなんですか?」
そうヴィヴィオの疑問の声。
「今日は一つの忍術を覚えてもらいます。まぁ、本来なら順番が逆なんだけど」
「忍術?」
と、皆訳が分からないと言った表情。
「忍術はオーラを使った技術を画一化したもの。プロセスを踏めば、誰でもとは行かないけれど、同じ効果を得られるものだね」
「それで、何を教えてくれるんですか?」
「影分身の術」
「「影分身の術っ!?」」
「影分身の術?」
フェイトさんの答えに驚いたのがヴィヴィオとアインハルトさん。疑問の声を上げたのがコロナだ。
「あれ?ヴィヴィオとアインハルトはどう言う物か知ってるの?」
「はい、以前になのはさんに教えてもらいましたから」
アインハルトさんが答えた。
「そっか。でもコロナは分からないようだから説明するね」
と、そう言って語った影分身の術の効果。
「え?何そのチート能力…」
「だよねー」
コロナの感想と、それに同意するヴィヴィオ。
「そんな訳で、リオは出来るよね?影分身」
「はいっ!」
「じゃあリオにも今日は先生をしてもらおうかな」
「影分身の術をヴィヴィオ達に教えればいいんですか?」
「印やコツなんかは私も教えるけれどね」
「分かりました」
そんな感じで始まった影分身の術の修行。
とは言え、オーラを意味ある形に行使するのは始めての皆には難しいようで…
「できなーい…」
「おなじく…」
「難しいです…」
「まぁ、高等忍術だからね」
「あーうー…」
「まぁ、出来なかったら出来なかったで地道にやっていこう」
「ちなみに、これを覚えれないと念の習得にどれくらい掛かるんですか?」
アインハルトさんの質問に少し考えてからフェイトさんが答える。
「うーんと…基本の四大行だけなら後一ヶ月くらい?」
「一ヶ月…」
「と言っても、基本だからね。だからってそれだけで戦える訳じゃない。四大行を覚えて始めてスタートラインに立てるんだよ。…まぁ、今そのスタートラインに立つ前にイカサマしようとしてるんだけど…」
イカサマって…
「四大行の他にその応用技があって、その上に念能力や忍術などがある。それらを全て影分身無しでマスターしようとすると…天才で2年くらい?かな」
「二年…」
「だから、ね?がんばろうっ!」
「「「お、おーっ!」」」
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