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IF 完全平和ルート
偽装結婚シリーズ
被害者達の偽装結婚
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せるぞ!」
「ああ、そうしよう! 亀の甲よりも年の功! ここは日向の長老殿と志村の頭領、お願いします!」
「何を言う! そこは歳の近いお主達がすべきじゃ!!」
「その通りじゃ! 老い先短い年寄りに、なんと酷な事を!!」
「嫌ですよ! 自分達はまだ妻との平穏な生活をエンジョイしたいんです!!」
「だあああ! 仲間割れしてどうすんだ! 俺達までこのままじゃ、いつまで経っても進まねーだろ!」
「――え? じゃあ、猿飛殿がマダラ殿を自覚させてくれるんですね!! ありがとうございます!」
「ま、待て! オレが言ったのはそういうつもりでは……!」
「すげぇ、勇者だ! 流石猿飛の頭領! よ、男前! カッケー!!」
「下手すれば命……ではなかった、生きていく上で大事な物を喪いかけない重大任務だ。頑張ってくれ。蟲達と一緒に健闘を祈っている」
「おい、待て! なんで俺に全部任せる話になっている! 断固抗議する! 俺だってまだ死にたくない!!」
「頑張って下さい、防波堤二号!」
「ヒカク殿がリタイアした現在、猿飛殿だけが頼りだ! 頼んだぞ、防波堤二号!!」
「玉砕したら、奥方殿には猿飛殿は散った、とだけ伝えておくから。心配しないでね、防波堤二号!」
「せめて骨だけでも拾うと嘘でも言っとけ、秋道の! それから俺は防波堤二号じゃない!!」

 ――そうしてこのぐだぐだの話し合いが行われた数ヶ月後に、里を震撼させる大事件が起こるのだが、生憎それは別の話であった。
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