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SAO二次:コラボ―Non-standard arm's(規格外の武器達)―
chapter3:Take the first step(最初の一歩を踏み出せ)
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モノから真剣な物に、コロコロ表情の変わるシリカを見て、白髪の少女は素直に面白いと思っているのか、嫌な物の感じない柔らかな頬笑みを浮かべていた。

 そして再びシリカが彼女の方へと視線を向けてから、改めて口を開く。


「もし貴女が差支えなければ……可変武器の基礎を、教えましょうか?」
「え……い、良いんですか!?」
「はい。まだ“私の方”も時間は取れますし……何よりプレイするならば、より楽しい方が良いですしね」


 此処は圏内であるのだし盗みやPkは不可能であり、SAOの様なデス・ゲームでもないのだから無用の警戒をする必要もなく、加えてシリカよりも『Non-standard arm's』のプレイ歴が長い人物からのお誘いだ。


「よ、よろしくお願いします!」
「はい。こちらこそ、よろしくお願いしますね」


 相手が同性プレイヤーだという事もあり、それでもきっかり十秒は悩んだ後……シリカは大きく頷きOKを出して、三度鍛錬ルームへ向け白髪の少女と共に戻って行くのだった。







 そんな、少女らの会話から数分後―――






「おっ…………ふむ……セツナさんから連絡来たっス。どうも少し遅れるから吟味して置いてください……ですと」
「予定って、そりゃすいぶん行き成りじゃねえか。まあ、良いけどよ」
「良くないですー。折角アトラクションパスと新作ポップコーン買ってきたですのに……ぽーいっ、からのハムッ」
「あっ……ちょっとアマリ、そのポップコーンはヤバいっす―――」
「仕方ないのです、早い者勝ちなのです〜」
「だって『カカオ87パーセントタイプ』っすけども……」
「!? ?!!?!?? おおおぉぉぉぉおおおぉぉにがいのれふぅ〜〜っ! り、リュウ殿うらめしや〜〜っ!」
「何故に矛先が俺へ向くんだっての!?」
「いや、日頃の悪戯(おこない)の所為っスから。そりゃ関係無い上にトバッチリっスけど」


 仮想とはいえど眼に優しくない、過激なネオン煌めく怪しげな通りで、とある三人組によるこんな会話が繰り広げられていたという。

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