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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter43
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師なのだろうか

「私、まだ教育実習生ですがなにかできればと思い子供達に勉強を教えているんです」

こんな状態だというのに自分にできる精一杯のことをするなんて…すごい人だこの人は

「少し見学させても?」

「はい、別に構いませんよ」

そういうことで俺も子供達の授業を見ることにした。

「はい、この答えがわかる人」

子の授業参観を見に来た親とはこんな気持ちなのだろうか自然に子供の頑張れと応援したくなる。

授業が始まって二時間ほど今は10時半今やってるのは歴史、内容は鎌倉時代の幕府は何年に開かれたというものだ

『はーい!』

「それじゃあ若狭ちゃん」

おっ!るーちゃんが選ばれたようだ…頑張れ!るーちゃん!

俺は心のなかでるーちゃんの応援をする

鎌倉幕府は1192年…良い国作ろう鎌倉幕府と教えてもらったことがある

「えっと…1192年です!」

「はい、正解です、若狭ちゃん頭良いね」

「えへへ」

女性に誉められて嬉しそうな顔をする、るーちゃん偉いと俺も誉めてしまう。

「先生〜!算数したいでーす!」

「え?!ええ!?さ、算数?先生教える自信無いかも…」

多分数学は苦手のようだ…数学ぐらいなら…

「あの、先生、良かったら算数、子供達には俺が教えますよ、算数得意中と得意ですから」

「ほ、本当に…でも君大丈夫?」

「任せてください」

そうして数学の授業が始まった、簡単な足し算や引き算、掛け算、割り算…それの応用といった初歩なものを子供達に教えていく。

「えっとこのようにクッキー65個を八人で子供で均等に食べる数は65÷8=8余り1という答えになります、はいここまでで質問がある人いるかな?」

「はーい!先生!残った1つは誰が食べるんですか?」

…まさかの質問だな…ここは雑談を交えるか

「それは子供達が取り合いになっちゃうので先生が食べちゃいます」

「え〜先生も食べちゃうの〜」

「取り合いになるんだったら先生が食べたら子供達均等に食べられるだろ?だからこれで良いんです」

こんな雑談を交えながら楽しい時間は過ぎていき昼の12時で俺の算数授業が終わった。

「あ〜思いの外疲れた」

「お疲れさまです月宮先生」

「いやいや、先生に先生呼ばわりされるのも何かと…」

「子供達、楽しそうに算数の授業受けてましたよ…月宮さん」

「いやいや、こっちも楽しかったですし、何より教師のありがたみが染々わかりましたから」

教師をしてみてわかった…子供達にとっては教えてくれる先生という単純な考えだろうけど…教師は教える生徒達が正しく道を進んでくれるか悪かったら叱って…良いことだったら誉めて、抱え
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