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第一章
可愛い動物
松崎国男の仕事はトラックの運転手だ。高校時代は所謂不良である。今も髪は今時いないのではないかと言いたくなる見事なリーゼントに剃り込みだ。しかも眉も細くしている。
そして柄の悪い着こなしに如何にもといった服装である。暴走族そのままの服だがとりあえず卒業はしている。
仕事は真面目にやっていて今は喧嘩もしないがとりあえず柄が悪いのがトレードマークになっている。それでもちゃんと結婚していて子供もいるから世の中わからない。
その彼がだ。家族の為というよりは高校時代から付き合って今に至る女房に言われてだ。それで動物園に来た。そこで自分の子供達に色々な動物達を見せていた。
「あれがキリンだよ。首が長いだろ」
「ライオン格好いいだろ」
「ペンギン寒そうだろ」
そんなありきたりのことを言いながらだ。子供達をあちこちに連れて行ってだ。そのうえでその色々な動物達を見せていくのである。
当然女房も一緒だ。その中でだ。
彼は女房にだ。こう言われたのだった。
「カンガルーのコーナー中に入られるんだって」
「へえ、じゃあ中に入ってみるか」
こうして実際に店の中に入る。そうしてカンガルーを見てだった。彼はこんなことを言うのだった。
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